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マックィーンごっこ―。「華麗なる賭け」(その1)

更新日:2021年2月23日

2021年2月20日


先日から何度か取り上げているPersol(ペルソール)のサングラス、このほど都合三個入手しました(すべて中古だけどね)。ブラックとべっ甲の異なるフレームで、サイズ、レンズカラーもそれぞれ微妙に違っています。最初に入手したものを眼鏡店に持ち込みレンズ交換を依頼しようとすると「これはフレームから外せないガラスレンズが入っているので対応が出来ない。何らかの手段でレンズが外れているものであれば、形状がもう少しフラットになってしまうが別のレンズは入れられる」とのこと。無知とは恐ろしいもので、自分はアメリカのレイバンと並びその名を知られるイタリアの名門、ペルソールの特性を全く理解していなかったのだ。欲しいフレーム、レンズカラーがあれば希望の組み合わせのレディメイドの物を手に入れるしかないというわけだ。そんなわけで、欲しかったブルーのレンズの物も購入した(グラデーションではないが)。これ、いい感じ! もう一度、スティーブ・マックィーンが映画「華麗なる賭け」の中で使用したモデルについて整理しておこう。PO714というクラシカルな折り畳みフレームの、ブラックとべっ甲のモデルが登場する。レンズカラーもブラウン(グリーン?)やブルーのグラデーションと場面によって異なる。もともとマックィーンがプライベートでも使っていたものをそのまま登場させたようだが、撮影に際してカスタマイズされたものもあるらしい。伝統のフレームは現行品として販売され続けているが、マックィーンが愛用していたものはテンプル部分の折り畳み方が異なる(通常は下向きに折れるが、内側に折れるようになっている)。これを忠実に再現した「スティーブ・マックィーン スペシャルエディション」が限定販売され、何度か復刻もしているようだが、現在は入手困難になっている模様。型番はPO714SMの96(べっ甲=Light Havanaのフレーム)S3と95(ブラックのフレーム)S3で末尾にはレンズサイズの54もしくは52が付記されるが、日本人でもフィットしやすい小ぶりの52が品薄ということだ。市場価格は6万円~8万円、簡単に手が出せるものではないね。

今回、自分が手に入れた三本も備忘録がわりに整理しておく。

PO714 24/31(べっ甲)の54、95/58(ブラック)の52のレンズカラー違い。べっ甲のグラデーションブルー(Blue Gradient Polarized)が欲しい自分としては希望が叶ったわけではないけれど、雰囲気を味わうにはもう十分(べっ甲の名称はHavanaだがマックィーンモデルのLight Havanaは明るすぎるようだ)。トーマス・クラウンに成り切るにはプリンス・オブ・ウェールズ柄のグレンチェックのグレーのスリーピース、黄金のファイ・ベータ・カッパのキー(アメリカのエリートの象徴)が付いたパテック・フィリップの懐中時計に、カルティエのタンク・アメリカン(腕時計)等々・・・ただの憧れだけで手を出すようなものではない。家柄や学歴は、どうあっても手に入らないものなのだからね。

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