箱根のおいしい旅・2020(1日目)。

最終更新: 4日前

2020年10月9日


先日の記事にも書いたように、今年になってにわかに憑り付かれている感のある箱根の旅。行楽地に出掛けること自体嫌いではなかったもののこれまでは年に一度あるかないかだった頻度が急に上がった理由として、世界的なコロナ禍の中にあって近年、各地の観光地に浸透していたインバウンド(訪日外国人旅行)の客が激減したこと、これが何より大きいのだ。せっかく出掛けても混雑で身動きが取れなかったり、(国内外問わず)マナーの悪い多数の観光客と一緒に動かなければならないというのは、どうにかして避けたい。でもそれは現実問題としてよほどの閑散期でなければ無理な話。身勝手なエゴだと言われそうだが、もう若くもないわけだし、時間とお金を使って嫌な思いは味わいたくない。まさかGOTOトラベルなどというキャンペーンが張られるとは思いもしなかったが、人の動きが少ない今年は人生で一度あるかないかのチャンスだと感じ、まだまだ予断を許さない状況だけれど、この機会を逃す手はないと考えてのことなのだ。とはいえ、幼少期に一度(詳細は失念)、打ち上げ旅行で二度、芦ノ湖に一度訪れただけの箱根。手始めに「天成園」に二度泊まったけれど、湯本駅から徒歩圏内にある大衆向けの巨大ホテル。これでは箱根を堪能したとは言えまい。

強羅、塔ノ沢、仙石原など本来ならば時間の許す限り色々な所に泊まって自分の好みを見つけていくのだろうが、何せそんな時間はない。旅行予約サイトの口コミをあちこちチェックして吟味する。露天風呂付き客室が割と手頃だぞと思ってよく見ると「部屋風呂は沸かし湯です」というのがよくあり、これは除外。宿の雰囲気、周囲の景観などを見てなかなか良さそうだな、と思っても一部のネガティブな口コミが気になってしまう。実際、予約を入れたものの二度ほど取り消した。無理難題かもしれないが、確実に寛げて、確実に満足できる宿に泊まりたい(その思いを持って利用した伊豆高原のオーベルジュは、その日の利用客が自分たちだけだったにも関わらず、オーナーとのコミュニケーションがチェックアウトの会計時のみで、とても残念だった)。そこで今回は、奥さんの誕生日という特別なシチュエーションでもあり、予約サイトの取り扱いが一切ないものの一様に評判が高く、リピーターの多い宿に決めた。余裕をもって予約したが、「GOTOトラベル」の恩恵に浴することも出来ることがわかり、とにかくこれまでになく楽しみな箱根の旅となり、期待に胸が高鳴った。


ところが、いざその日を迎えるとあろうことか、季節外れの大型台風が。時速10kmというノロノロとしたスピードで長時間、広範囲にわたって影響があるとのこと。よりにもよって何で台風やねん!と恨めしい気持ちになったが、せっかくの機会だ。おこもりで過ごすのだと考えれば投宿さえ出来れば良いのだ。ここは気持ちを切り替え、秋雨の箱根路を往くのもひとつの旅情だと前向きに考え、楽しむことにした。そう、何事も、前向きに!


地元の駅から小田急線に乗り、一路箱根へ。海老名か本厚木からロマンスカーに乗りたかったが、平日の早い時間は本数が僅かしかなく、普通の快速急行で行くことに。ちょっと味気ないけどこれもまた一興か。今回はフリーパスを事前に購入していたんだけど、そういえば購入の際に「出発当日でも買えますけど?」と駅員さんに念押しをされたのは、こういう事だったわけね。いえいえ、発駅からの往復の運賃も含まれているし、有効に活用するつもりです!あっという間に小田原駅に到着、ここから箱根登山鉄道へと乗り換えます♬


おぉ、箱根湯本よ、また戻ってきたぞ。と言っても一か月前に来たばかりなんだけど(笑)

今回宿泊する仙石原エリアはガラスの森美術館、ラリック美術館、ポーラ美術館、星の王子様ミュージアムが集中隣接する場所。いずれも訪れたことが無いので、駅からバスで早めに現地へ行き美術館のハシゴをするのもいいかなと考えていたけれど、フリーパスも活用したいし、時間に追われて行動することもないと思い、いわゆる箱根ゴールデンコースで桃源台(芦ノ湖)を目指すことに。自分としてはロープウェイで芦ノ湖まで行くのは初めてのこと(今までは大涌谷止まり)。雨は降っているが風はさほど強くなく、各線は通常運行。湯本からから登山電車、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで車窓の景色を楽しみます。



キャンペーンの効果が出ているようで、数か月前と比べて客足はずいぶんと戻ってきている感じ。これでインバウンドも復活すれば元通りの混雑となる。困窮する観光業界の方々には大変申し訳ないけれど、個人的にどこへ行っても人の波に翻弄されるような状況に再び戻るならば出掛けようという気も失せてしまうだろう。数年前、山梨に旅行へ行った際に立ち寄った忍野八海、レストランなどは外国人観光客であふれかえっていた。特にマナーが悪いというところは見られなかったけれど雑然としていて、土産物店で鮎の塩焼きにデスソースをかけて食べる若者の姿は趣のある景観の中にあってある種異様にも映った。たまたま立ち寄った天ぷら屋は(悪い意味で)完全にインバウンド狙いの商売をしていて、日本人として少しがっかりしたし、贔屓にしていた炉辺焼きの店は団体客で埋まって利用できなかった。

静かな場所で静かに過ごすというのが、この上ない贅沢な時代になってきているのだなあ。



登山電車からケーブルカーの乗り換えはスムーズでストレスなく、強羅から早雲山へ。山々はあいにくガスっていて、ロープウェイからの景観はほぼ無し。これは今回のような台風が来ずとも箱根ではよくある光景だから、また次回に期待しましょうというところ。ここでも前向きなスタンスは忘れません。山の天気は猫の目天気、こればかりはその時の運次第だ。


普段であれば立ち寄る大涌谷はスルーして、ロープウェイの終点、桃源台へ。そこから箱根登山バスに乗って品の木・ハイランドホテル前で下車。今夜の宿の最寄りなのでまず場所を確認。細い路地を歩いて目指す「ソロピッザ・タロウズ」にたどり着く。Google Mapで事前にチェックしていたものの建物が木に覆われて視認できず、見つけられるかな?と思っていたけれど、鬱蒼とした森の中で周囲に建物はほとんどなく、駐車場と建物のネオンサインで容易にわかります。瀟洒で可愛らしい佇まい。本当はフレンチの「ラ・ヴィルギュル」へと考えていたんだけど、先日のブログの件もあってここは初志貫徹、評判の人気店ながら時間も早かったし、予約なしで入店ができました。台風の金曜日、正午前でしたが先客は二組。

そうだ、この旅行においては目下のカロリー制限は自主判断により一時解除です(笑)


写真は公式Twitterより拝借したもの。内装、インテリアなど随所にこだわりが感じられて、イタリアンのというよりは大人の遊び心を体現したヘミングウェイ=パパスの世界観で統一されている印象。窓の外は緑で一杯、お茶をしているだけでも心が和むような気がします。

日曜朝の「ボクらの時代」を見ていると、いつも周りが緑いっぱいのカフェやレストランがロケに使われていて何て素敵なんだろうと思っていたので、まさにこの場所はお誂え向き。

例のトレーナーを着ていったので変なミーハー客みたいに映るかなと我ながら閉口したけれど、旅の恥は掻き捨て。ここならこんな客も稀に見られるだろうし(そんなの俺だけ?)。

自分の場合は高橋幸宏さんの僅かな縁(ゆかり)あってのこと、シャレの気分で一つ、ね。


フルーツトマトと水牛のモッツァレラのカプレーゼ。バジルが一口分にきちんと一枚ずつ、変にケチっていないところに好感が持てますね。酸味もほどよく食べやすく、美味しい。


お待ちかねのピザは定番のマルゲリータ。生地はやや薄め、オイリーな感じはありません。もちもち!という表現を口コミで多数見かけましたが、自分はふわふわ!という印象が先に立ちました。たっぷりのチーズがホイップクリームのようにふわっとして口当たりも優しく思わず嬉しくなってしまうような美味しさです。朝食を我慢して良かった!(箱根湯本で買ったかまぼこのおつまみは食べちゃったけど。)そしてこのサイズ、二人で訪問して一枚ずつ食べるのはきついです、という口コミも結構あったけど、食の細くなった51歳と49歳の男女であれど余裕でいただける分量です。宿の食事がボリューミーだと聞いていたのでこれ一枚だけにとどめましたが、今にして思えばもう一種類食べられたなあ。。惜しかった!


ピザに特化しているので前菜、サラダ等の種類は少なめ。ほかにもソーセージの盛り合わせをいただきましたが、ボイルしたものにほんのり焼き目をつけたもの。食感はパリッとしているといよりはこれもまたふわっとして、チョリソーの辛さはほどよく、大葉入りのものは香りが良く、どれも美味。ハウスワインの白と赤を飲みながら、至福の時間を過ごします。

雨の中、続々とお客さんが来ていました。ディナータイムは予約することをお勧めします。


そして心もお腹も存分に満たされ、お会計。そういえばこちらのお店、多くの方のブログ等で「SOLO PIZZA」と紹介されていますが、現在は「solo pizza TARO's」が正しい店名です。食事の際、メニューブックにはこんな記述がありました。「我々が尊敬し、ここを誰よりも愛してくださったオーナーの名前をお借りしました――」おずおずと店員さんに訊いてみると、この店の創業者であり、パパス、マドモアゼルノンノンのデザイナーであった荒牧太郎さんは2020年の1月に逝去されたとのこと(!)。お名前で検索してもこのニュースは見つかりません。アパレル業界の重鎮がなぜ?とも思いましたが、数少ないインタビュー記事や口コミなどの人物評を見るに、豪放磊落で大人の遊びに長けた自由人でありつつとても頑固な部分もあったようで、どこにも訃報が掲載されていないのは本人のご遺志ではないかとも想像されます(勝手な憶測に過ぎませんが)。残した業績は計り知れないものなのに、自分の逝去の報せをことさら大きく扱うことなどないんだ、と言い遺したのならば、たとえ妄想であろうとらしいと言えばらしいなと納得してしまう自分がいます。確かなのは、荒牧さんがこの店の方々に尊敬されていたこと。訪れる人々に愛されていたこと。故人の遺志を継いでこの8月1日、思いも新たに改称してのリスタートとなったということなのでしょう。余所者の自分があれこれと書くのもおかしな話ではあるけれど、情報が散逸しているような印象があって残念に思ったもので、僭越ながら書き記しておこうと思います。優しく対応してくれた店員さん、笑顔で会釈してくれた厨房のスタッフさん、素敵な時間をありがとうございました!(お店は2001年創業でパパスの系列店であったようですが、現在は公式サイトからのリンクはありません。荒牧太郎さんゆかりの店、という言い方ができるでしょう。)


こちらの画像もお借りしました。次の箱根の旅での再訪がまた楽しみになりました♬


食後は雨の中を歩き、徒歩で15分ほどの「ラリック美術館」へ(ハシゴは断念)。地図だけではわからなかったけれど、旅館に隣接して様々な施設やレストランが徒歩圏内というのは嬉しいね。急坂というイメージがある箱根だが、特にきついのはケーブルカーで行き来する強羅から早雲山にかけてのこと。この辺りは山道とは言えど比較的平坦で歩きやすい。静かな別荘地で人の姿も少ないけど、決して寂れているというわけではないのがいいね。観光地にありがちな、宿泊施設や飲食店等の廃墟が雨ざらしになっているということも殆どない。

雨の美術館は平日ということもあり入場者は少なめ。ゆっくりと館内を見て回り、絢爛たるラリックの宝飾美術の世界に触れた。ガラス細工の美しさは素晴らしく、自分の趣味にも合っていて見学は楽しかった。スマホのバッテリーが少なくなってきたので、外観等々含め写真は一切なし。ここは早朝の9時から開館しており、レストランのモーニングメニューの評判が良いようなので、機会があれば利用してみたいね。これもまた次の機会の楽しみだ。



そして15時過ぎ、再び徒歩にてもと来た道を戻り、今回利用の宿にチェックイン。泊まるのは仙石原の「夢ごこちの宿 月の花・梟(あうる)」。旅行予約サイトでの取り扱いがなく予約は電話のみ。もとは伊豆高原でプチホテルを経営されていたご夫婦が「自分たちで行くならこんな宿」をコンセプトに2008年にオープンしたもの。箱根ではありがちな保養所をリノベーションしたものなので今風のデザイナーズホテルのような雰囲気はありませんが、インテリアから内装までとても綺麗にレイアウトされており堅苦しい雰囲気はありません。

なお予約に際しては、


井伊部長の温泉グルメ探訪さん

くまの温泉旅日記さん

クラックバーガーさんの旅行記さん


等々を参考にしました(公式サイトもあります)。全4室から成り、自分たちは最も格安の(と言っても一人26,000円)「七夜月(ななやづき)」を利用。安宿に泊まって細かな部分に妥協するよりも、確実に寛げて、確実に満足したい、繰り返すが、これは今回最も重要視したところ。様々な情報をチェックしていたので、期待もかなり高めです。ご主人と息子さんの丁寧なお迎え(このタイミングが絶妙)を受け、ウェルカムドリンクのローズヒップティーを頂きつつ宿の説明。ご主人の気さくなキャラクターについても事前に知っていたので抵抗なし。話好きではあっても出過ぎることなく要所を抑えたもてなし方で好感度高し。

浴衣のチョイスはありましたがサイズが限られているようで部屋に用意されたものを使うことに。巾着のプレゼントはありませんでした。今年から止めたのかな?忘れられたのかな?


通された部屋(二日目に撮ったのでベッドが荒れていますが)。うまく撮れていませんが、きちんと奥行きもあります。二人しておこもりでのんびりするだけならば十分の広さです。


庭を望む客室露天風呂。一人だと手足を伸ばして余裕がある感じ、二人でも充分入れます。

二階の部屋からは大涌谷の景色が見えるようですが、一階の二部屋は木々に囲まれており、これでも雰囲気たっぷりです。大涌谷温泉は控えめに硫黄の香りが漂うにごり湯、この泉質がもう最高で、この露天に人の目を気にせずいつでも好きなだけ入れるというのは何にも代えがたい贅沢。足し湯も自分でできるようにはなっているものの、加温・加水無しで最良の状態(この日は41℃)を常に保っているそうで、何かあったら声をかけて下さいとのこと。ご主人の温泉に対するこだわりが凄いというのも調べ済みだったけど、きちんと徹底されていました。温泉はあちこちで入ってきましたが、この心地良さを一度味わったら他の温泉には戻れなくなってしまいそうです。奥さんはチェックイン後、夕食後、朝食後の三回入っていましたが、自分は夜中から朝方まで何度も繰り返して入るほどの病みつき状態でした。


そしてお待ちかねの夕食はダイニングにて。盛り沢山に供されると聞いていたので、お腹を空かせて準備は万端(笑)。お品書きはなく口頭での説明なので、料理の名前はうろ覚え。

こちらは三種のアミューズ。きのこのキッシュに魚のマリネ、お出汁で味付けのイチジク。

目で楽しみ、味わって楽しむ。そして雰囲気も。食器も洒落たものばかりで素晴らしい。


お飲み物は何になさいますか?と聞かれたので、あれ…と思いつつもビールとハイボールをオーダー(身内が誕生日であることは伝え済みだったので)。ほどなく「忘れちゃってすみません」と奥様がシャンパンを持ってきてくれました。ご主人からも「今日の主役はどっちだっけ?」。会話のきっかけにしたのだろうけど、忘れられていたのはいささか残念。改めて乾杯したけれど、お祝いの言葉は特になく、他の方のブログにあったバースデーメッセージのプレートもありませんでした。今年から止めたのかな?それとも忘れられたのかな?


かぼちゃのスープ。


茄子のゴルゴンゾーラソース。


お椀は山芋の入ったしんじょう。

すり流しはこの時期出しませんから、と電話で聞いていたけれど

山芋自体の入荷はあるのね・・。

事前にアレルギーを伝えていた奥さんには代わりに茶碗蒸しが。


自家製スモークのプレート。チーズや卵より一番薫香が乗っていたのは右手前のはんぺん


この時期限定という長野県木曽産の松茸。

香りも上品で、食感も抜群。国産のものをこうした形でいただくのは初めてかも。

勿体ないのですだちは使わず。贅沢な一品です。今回は定番のフォアグラや時節柄

山芋のすり流しはありませんでしたが、こちらが代わるものなのでしょう。


こちらもまた贅沢な刺し盛りです。活きのいい伊勢海老はまだ動いています。

これだけ身の大きいのも初体験。甘く繊細な味です。白身魚も淡白でありながら

しっかりと深みのある味で秀逸。


A5ランクの和牛もまた美味なり。この夕食、随所に色とりどりの野菜が使われているのが

ポイント。美味しいものを少しずつ、というのがいいね。


先ほどの松茸がお椀になって出てきました。香りが何とも素晴らしい!


ホタテと黒あわびのバターソテー。ソースがたまらない。肝も美味しいね。


〆の栗ご飯とデザートの写真は撮り忘れ。お腹パンパンで苦しい思いをするのかなと身構えていたので程良い分量ですべて美味しく頂けたのは嬉しい誤算。大型ホテルやペンション等の食事はこれでもかと出されるようなことがあるけれど、せっかくの看板メニューの魅力が半減するようなことをしないのは流石。シニア世代のリピーターが多いこともあるのだろうが、とても良い心がけです。サーブはご主人と奥様、そして二人の息子さんが代わる代わる来てくれましたが、付かず離れずで居心地も良い。自分としてはもう少し会話があってもいいかなと思ったんだけど・・

この夕餉で一つだけ、気になったこと。

ダイニングでの食事は時間通りの18時にスタート。もう一つのテーブルは空いたままだったけれど、誰に聞くともなくご主人から「事故渋滞で遅れてるらしいですね」とのこと。それならば周囲の目もなくリラックスできるなと感じていましたが、30分ほど遅れてカップルが到着。遮るものがないので会話はこちらにもそのまま聞こえるのだけど、どうも宿の不手際でか何かで今回希望の部屋が用意出来なかったようでご主人がしきりに詫びている。会話の口調からして結構なリピーターのように思われ、予約の件で気遣いもあったのだろうが親し気で弾んだ会話が背後でずっと続く。こちらは「美味しいですね」とか「堪能してます」という言葉で決して無口な客ではないんだよというところを示しているつもりだったけど、ご主人は小さく微笑むだけで特に会話に発展することもなし。「基本的にはほったらかしの宿」というコンセプトを考えれば全くその通りだったんだけど、それだけに隣のカップルと自分たちのコミュニケーションの差がずいぶんとあることに「GOTOトラベルに乗じて一番安い部屋を予約した一見さん」と見られたのかなあ、という寂しさを感じてしまった。鈍感な奥さんは特に何も言っていなかったし、タイミングが悪かったと思うしかないのかな。何も高級ホテルのようなサービスを期待しているわけではなし、我儘を言っているつもりもないけれど、自分の了見が狭いのかな。これもまた前向きに、、前向きに考えないとだよね。

お腹にまだ余裕があったので、夜食のおにぎり(栗ご飯を握ったもの)は二つ頼みました。


時速10kmのノロノロ台風は停滞を続け、雨は夜も翌日もずっと振り続けていました。露天でも屋根があり真夜中でも入れたし、吹き込むような強い風も無かったのは幸いでした。

ただこの日一番困ったのは、iPhoneの充電が全くできなくなってしまったこと。もともとドックコネクタの部分が緩くライトニングケーブルも物によっては全く認識しないことも多々あって困りものだったんだけど、持参した3本のケーブルが突然、すべて認識しない状態に。短い一泊の滞在だけど、仕事の電話や家族からの緊急連絡があっても応じる事が出来ぬ状況で過ごすのはやはり不安が大きい(帰りのロマンスカーも携帯で予約していたし)。何度も露天に出たり入ったりしつつ、まんじりともせず、朝までほとんど寝ずに過ごしたのはこのせいだったのです。何だかんだでスマホに依存した生活を送っていると、こういった事態に直面するとほとほと困るのだなと痛感した次第。これが文明の利器の落とし穴です。

台風やらトラブルと、好事魔多し、弱り目に祟り目。夕食時の寂しさも手伝ってテンションは大いに下がり気味。心ここに在らずで、貸切の内風呂を使った時に脱衣所に眼鏡を忘れて慌てるし(フロントに届けられていた)、色々なことが重なってちょっと泣きたい気持ちになったけれど、それでも、前向きに・・・まあこの状況、何とかなると思うしかないよね。 (長かった・・・2日目へ続く)

#ソロピッザ・タロウズ

#SOLO PIZZA #荒牧太郎

#夢ごこちの宿 月の花・梟

#あうる



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