知らぬ間に。
- Ryusaku Chijiwa

- 1月22日
- 読了時間: 2分
2026年1月22日
今年の1月5日に韓国の国民的俳優、アン・ソンギが亡くなっていたことを知る。日本ではほとんど知られていないとはいえニュースでも大きく扱われていなかったのは少し残念。国内でヒットした作品では「シルミド」の684部隊隊長役でご記憶の方も多いだろう。自分はジュニア時代にテレビ放送版の収録に参加したことがあった。若くほぼ無名な役者ばかりな上に(高川裕也さんも居た)軍隊物の作品ゆえに戦闘シーンで叫び続けるうちに一人また一人と喉をやられていきクライマックスのバスの中で「赤旗の歌」を皆で絶叫する場面でのブース内は悲壮感さえ漂っていた。かなり遅い時間までかかったけれどいい作品だったね。その数年後、韓国ドラマの「エデンの東」の収録で知り合った翻訳の方が「鯨とり」という1984年に韓国で大ヒットを記録した幻の作品の主役に抜擢してくれ、共演声優は千々和の希望を出していい(!)とまで言って下さった。ロードムービーで行動を共にする仲間にインテリの放浪人としてアン・ソンギが出ていた。「シルミド」では津嘉山正種さんがアテていたが自分のイメージから当時同じ事務所だった憧れのてらそままさきさんの名を挙げてキャスティングしてもらったのだ。主役を務めた上に打ち上げでは共演者の前でドラム演奏まで披露するなど、前にも後にも一度きりの稀有な経験だった。アン・ソンギの演技はこれら二本でしか見たことが無いが、その存在感は唯一無二の輝きを放っていた。R.I.P.




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