前田ゆきえさんのこと。
- Ryusaku Chijiwa

- 1 日前
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更新日:6 時間前
2026年3月18日
池田昌子さん逝去のニュースと前後してまたも入ってきた声優関連の訃報、その名前を見てえっ?と一瞬頭が真っ白になり、気が動転しながら記憶をゆっくり辿ってみる。
何だ、前田さんて・・・前田ゆきえさんって、それってジュニアの頃によく現場で一緒になったゆきえちゃんじゃないか。
一体どういうことなんだ。
過去のメールを検索すると【機種変をしてアドレスが変わりました】というメッセージでやり取りが終わっているのが2012年のことで十数年も連絡は取っていない。旧アドレスのスレッドが消えてしまっているのでどんなやり取りをしたのかもう一度見ることは出来ない。
新社の外画や海外アニメ、番組レギュラーだった「エレメンタルジェレイド」や「アクアキッズ」でも一緒だったんだ。言うなれば戦友だ。経歴を見るとキャリアスタートは2000年からとなっているので業界においては先輩にあたるが(自分が本格的に仕事をするようになったのは2003年から)当時年数制限のなかったジュニアの時期はほぼ一緒だったのだ。
一緒に食事に行ったり打ち上げで同席したりということはなく個人的な付き合いは全くないけれど、スタジオであの爽やかな笑顔に出会い会話をするのが嬉しかった。仕事ぶりも常に完璧で誰からも好かれていた。ランカーになって以降共演する機会は途絶えてしまっておりその後の動向が気になる存在だったけれどXを使っていないので何も知らなかった。改めて検索すると闘病は随分と長かったみたいじゃないか、気丈に明るく振舞って、足掛け30年の声優業からの引退報告は辛かったに違いない。闘って、闘って・・人生を生き抜いたんだ。
大御所声優の方々の逝去のニュースはもちろん悲しい。だが、自分にとっては駆け出しの頃に現場で切磋琢磨した仲間が亡くなることのほうが肺腑を抉られるように辛い。同じように共演も多くSNSで日常的にやり取りしていた新田万紀子さんの8年前の訃報が思い出されて胸が痛くなる。ゆきえちゃん――愛らしく魅力にあふれた方でした。大好きだったんだよ。
神様は時に何故こんなにも残酷なことをするのだろう。52歳とはあまりにも早過ぎるじゃないか。悔しいよ、ただただ悔しい。作品は永遠に残る。前田さんの声を、存在を、仕事を、皆さんどうかいつまでも忘れないで欲しい。彼女の魂の安からんことを、合掌。




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