一歩ずつ。
- Ryusaku Chijiwa

- 7 日前
- 読了時間: 2分
2025年11月7日
この日は昼過ぎまで派遣の仕事をしてからスタジオへ。夏場はオーディションが続いたのみで収録がなかったので久しぶりのアフレコ。それも今の事務所に入ってから初のユニット。制作会社からキャスティングを含めて請け負った案件は同じ事務所の役者に配役が割り振られるという形式なのだけれど、昔はこのユニットというのが好きではなかった。同人舎やマウス、アプトでも同様の仕事はあったものの(ガジェットリンクは全く無し)、一つの声優事務所という狭い選択肢の中からお情けで声を掛けてもらう、収録現場が身内ばかりになりなあなあで緊張感に欠けるといったイメージを持っていたんだ(実際そんなことはないのだけれど)。自分はデビューが遅かったので早く現場に出たい、そして様々な事務所の同世代のジュニア同士で競い合いたいという思いが強く、マウスの養成所を終えて正所属になった時には(当時)誰もが例外なく加入していた「修行の場」という勉強会のグループには入らなかったのだ。お陰で白い目で見られることもあったが(戦う場はここじゃない!)という強い信念のようなものを持っていたんだね。実際忙しく仕事をさせてもらって様々な現場で他の事務所のジュニアと一緒になると非常に刺激になったものだった。時は流れ、ランカーになって年齢も重ねると、お声が掛かるだけでもありがたいという心境になる。今回は幸いにもベテランマネージャーに「この役のイメージに合うと思って声を掛けたんだよ」と言われて嬉しい限り。確かに自分らしい?役でやりやすかったのかな。素敵な先輩方と若い後輩たち、みなさすがに上手いよね。年配者として見本になるように、取りこぼしはしないようにと気を付けながら演じました(あまり余裕ぶっててもトチッたら恰好悪いからね)。尺は短い作品だったけれど、久しぶりに晴れやかで満ち足りた気分でスタジオを後にしました!





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