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ありのままに。

更新日:1月11日

2024年1月9日


夜勤明けの帰り、そのまま恵比寿にある所属事務所に立ち寄る。正月に葉書(多分年賀状)が届いているとの知らせを受けたのが5日の金曜日、6、7、8の連休で受け取れずにいたためにずれ込んだ格好だが、早くに来ても誰かしらに会えるだろうとの目算が外れ、10時になるまでエレベーターもボタンが押せない。と、よくよく調べてみると始業時間はコロナ禍以降は10時半になっているとわかり、とにかく睡眠を取らなければとの思いで帰宅することに。新年早々にオーディション案件を貰い、ボイスサンプルを宅録しなければならないという理由もあった。心機一転、ここは何としても仕事を得たいと意気込むところだが、思い起こせば昨年は長尺やシリーズレギュラーだというキープ案件がすべてバラシになったという苦い思いをしている。すっかりその気でいると【残念ながら他の方に決まりました】というメールが入るかもしれない訳で、おかげで疑心暗鬼になってしまった。今は無き同人舎に始まってマウス、ガジェットリンク、アプトプロと渡り歩いてきたけれど、これほどまで徹底的にキープのバラシを連続で受けた経験は初めてだったものだから、ショックは計り知れないものがあった。と同時に、キープをかけている競合相手が何人もいるのではないかとも思った。ジュニアでもあるまいに、またアニメとも違って外画のキャスティングはほぼ決め打ちのはずだ。自分は無名声優ではあるけれどキャスティングではいつも恵まれてきたという思いがある。長らくいい経験をし過ぎていたということか・・・新人の域は抜け出しているし、中堅と呼ばれる位置にいるであろう自分に、限りなく望みが薄い案件を振られても自信を無くすだけのような気がするが、これは我儘な考えだろうか?今回のオーディション案件もかなり個性的なキャラを求められるものだったが、背伸びをしてもダメだし普段の自分とかけ離れたことをしても仮面は剥がれるもの。色々思案はしたけれど、結局リラックスした表現で勝負することにして台本を読んだ。仕事はやりたい。一本でも多くやりたい。でも先方が君は要らないよと言ったらそれまでのこと。貴方の声が必要ですと言われたいね。


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