なるか!?声優復権。

2021年5月6日


「鬼滅の刃」の歴史的ヒットが功を奏したのか、最近になって職業としての「声優」がこうした取り上げ方をされる機会が増えているようだ。子どもがなりたい職業のランキングから20位圏外にいたはずなのに、3位に返り咲くというのは驚くばかり。マスコミさんが新しいネタとばかりに面白がって取り上げている雰囲気を多分に感じてしまうけど、良くも悪くも注目されるのは声優にとってもう一度その存在をアピールする機会ではないか。タレントやお笑い芸人を多用する悪習(と、あえて言い切ってしまおう)や専門的な訓練を経ていないいわゆる「自称」声優が跋扈していることもあって、その必然性が長らく軽視されてきたのだ。声優など誰でもやれる、ジブリ映画に声優は要らない――。莫大な予算と宣伝費を投入する劇場用アニメ作品の完成披露試写会において出来るだけ多くの囲み取材を受けるためにはタレントが必要なのだ、という悪しき陋習を今こそ打破する時だ。バラエティ番組で声優の「演じ分け」を紹介して「すげえ!」という反応を映し出すという演出が多いが、当然の話だ。声優は声で表現するために鍛え抜かれたプロフェッショナルなのだ。世に出る機会がないだけなのだ。何のために専門学校や養成所で鍛錬を重ねてはふるいにかけられ、競争を勝ち残って声優事務所に所属しているのか。その意味を、その価値を、知ってほしいのだ。


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