1969年の秀作。
2026年9月17日
円谷プロダクションのウルトラマン公式チャンネルで現在期間限定公開中の「怪奇大作戦」第23話「呪いの壺」を観た。空想特撮シリーズは「ウルトラQ」「ウルトラマン」が昭和41年、「ウルトラセブン」が昭和42年。本シリーズはそれに続く昭和43年の作品だが怪獣は登場せず、様々な怪奇現象に立ち向かう捜査チーム「SRI」の活躍を主軸に置いたドラマであり、折からの妖怪ブームに乗って制作された、いわゆる「怪奇モノ」である。ウルトラシリーズは幼少の頃から繰り返し見てきたが、同じ円谷プロの手になる特撮作品でも本作や「マイティジャック」などは断片的にしか視聴していない。封印作品の「狂鬼人間」は何度もリピートして見たというのにこの「呪いの壺」はクライマックスの炎上シーン(特撮番組史上屈指の名シーン!)ばかりが印象に残って物語は少し難解で若い頃にはピンと来なかったが、改めて見てみると重厚なストーリーと実力派の俳優による演技が秀逸(メインゲストで日野役の花ノ本寿が白眉)で思わず感心してしまった。監督は当時31歳の実相寺昭雄。極端なクローズアップや陰影の強調、こんな位置から狙うかと思うような独特のカメラアングルを駆使するところはまさに実相寺マジック。特撮ファンが崇め奉るほどの彼への思い入れは少ないがこのエピソードではピタリとハマっている。件の炎上シーンがあまりにリアルで本物の火事だと勘違いした檀家や視聴者から問い合わせやクレームが入ったというのは有名な話。ご興味がおありの方はこの機会に是非とも視聴して頂くことをおすすめします!!






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