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霊験あらたかに。

更新日:2023年5月30日

2023年5月29日


この日は朝一で先週受けた研修で貸与されていた装備等一式を返却(これは私の日常において不要なものだと判断した)。そのまま移動して別の案件の面接を受けることに。何にでも保険をかけるというのは性格上好きではなく、これは大丈夫だろう!という直感を信じたい時はいくらもあるけれど、しかし世の中を生き抜いていく上ではやはり安全策を講じておくのが賢いやり方なのだろう。何をやっても不器用ゆえにこれまでの人生で賢く生きようなどと思ったことは一度もない。声優という仕事が自分の本職だと信じて疑わぬのに、主たる収入はそのギャラ(出演料)ではないという厳然たる事実、そして矛盾。そんな肩書きなど捨ててしまえばどれだけ楽になるのだろうといつもいつも考えるのだけど、やはり捨てられないでいるのはもはや病気だと言われても仕方がない。浮き足稼業の根無し草、語る浮世を円く生き・・・敷かれたレールの上を走らないと自ら決めたのだ、腹を括ったのだ、世間並みのものを望むのは分不相応だと改めて自分に言い聞かせる。こうした風変わりな人生を送っている人間がいたっていいではないか。そして表向きでは日々を面白可笑しく生きているとアピールする。これでいいのだ。クラウン(道化師)ピエロのメイクには一粒の涙が描かれている。涙を流しているからこそ、人を笑わせることが出来るのだ。誇り高きことである。


まだ早い時間だったので周辺を散策。奇しくもこの地は先月研修で訪れていた場所ではないか、皮肉なものだね。駅からほど近い市の複合施設(文化創造拠点)、ネーミングが凄い。


この施設の二階に何故か天満宮が。こんな近代的な建造物のいわばテナントとして入っているというのに驚く。全国的にも珍しいのではないか。調べてみると地元で70年の歴史があるという。神社としては古くないが、何とも斬新だ。折角なので菅原道真公に参拝しよう。


神のご神託に耳を傾けよう。静かな眠りの床・・・いいね、毎日、静かに眠りたいものね。


朝日かげ たヾさす庭の 松が枝に 千代よぶ鶴の こえののどけさ


おぉ、よく見れば大吉ではないか!おみくじで大吉を引いたのは人生で初めてではないだろうか(記憶が曖昧)。心を正直に、行いを慎み、敬虔な心で日々を送ろうという気になる。

ありがたいね。今日が良き日でありますように、良き日であったと思えますように。



実際、この後の面接では予想以上にとても丁寧な対応を受けた。自分の思いも伝えられたし仕事については簡単なものではないと忌憚のない話も聞けた。要は自分次第と言う事だね。


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