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血も涙も。

2025年8月28日


残暑厳しき折、チェーンソーのけたたましい音とともに自宅マンション前のソメイヨシノの伐採が行われ、作業後には根元からバッサリ切られた切り株とこれも枝葉がほとんど切断された残りの木々が無残な姿を晒していた。そして下の写真は7年前のもの。毎年見事な花を咲かせ玄関ドアを開けると満開の桜が目に飛び込んでくるというのが楽しみだったしここの住まいのひとつの付加価値でもあった。が、数年前にまず目の前の木が丸々切り倒され桜は大きく間引きされてしまう。かなり寂しくはなったがそれでも残りの木々が春の訪れを教えてくれていたのに、もうこの地に要らないものという判断がなされたのだろう。これは隣のマンションの事で詳しい事情はあずかり知らぬ。悲しみ嘆いたところで切られた木は戻ってこない。何という残酷な仕打ち・・・虚しさを感じつつも過去の栄華を偲んでばかりいても仕方が無い。新しく芽吹く生命がある。新たな日常を受け入れて歩んでいくしかないのだ。

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