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歌集「生きてはみたが」千々和久幸。

2020年3月14日


今日はわが父の83歳の誕生日。そしてこちらはその父から送られてきた贈呈本。一体何冊目の歌集だろう?創作意欲いまだ衰えず。このほど上梓した新作は何と砂小屋書房からと言うから凄いではないか(ご縁があったとのこと)。パラリと斜め読みをしてみるが、父の言葉は相変わらず鋭利だ。自虐と批判精神。肩に力は入れてないよというポーズを取りながら、ニヒルでデカダンな雰囲気も醸す。曝け出し、切り取られた日常が時々妙に生々しく、何となく読むのを避けてしまいたくもなる。父のライフワークでありながら、短歌は良くわからない。家族を構成し仕事を第一に皆を養うことを優先した父と、後先を考えず河原乞食の道に進み食うや食わずの次男。親子にして明暗分かれるところだけれど、まあ生きてますよ。

誕生日と新刊の出版、おめでとう。


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