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元気ならうれしいね。

更新日:2023年1月20日

2023年1月16日


悲しいニュースが日本全国を駆け巡り、様々な媒体で伝えられる高橋幸宏さんの記事を読みこれは紛れもない事実なんだと受け容れる気持ちになった。明けて月曜日、電車に揺られて仕事のに向かう。世の中は何事もなかったように動いている。思いを無理に断ち切る必要はないけれど、引きずられることがあってもいけない。iTunesで幸宏の曲を聴こうかな・・とちょっと考えて、このタイミングで感傷的な気分に浸り切ってしまうのはいかにも短絡的な思考だなと思い直し、全く別のアルバムを選ぶ。塞ぎ込んでいても仕方がない、幸宏の音楽を通じて受け取ってきたのは、メロディーの美しさであり、リズムの軽快さであり、楽曲の持つ気高さであった(月並みな表現だけど)。それらを聴いて心が豊かになるのだから、それこそが幸宏からの贈り物であり、大切にしなければならない音楽の精神なのだ。今日の空は少し悲しいけれど、気分はちょっとツラインダとあえて気を張ってみる。そう、ボク、大丈夫!辛い日々を乗り越えれば、そこには薔薇色の明日が待っているんだ。今回読んだ記事の中でいみじくも象徴的だったのは、ピーター・バラカン氏が語った「(昨年の誕生日の際の写真について)げっそりしていて、本人がよくこんな写真出すなと(思った)」というもの。そうだよね、幸宏には常にお洒落で颯爽としていて、ダサイ部分などは絶対に見せないといった美学があったんだ。一切の情報発信が無かったのもその表れなのだろうと感じていたから、自分はいざという時の覚悟は十二分に持っていた。顧みれば、自分が唯一足を運んだ2019年のライブはそのキャリアを総括するような集大成的なものだったし、結果的に彼のソロとして最後のステージだったわけで、それに立ち会えたのは本当に幸運なことで、あの時、思い残すところがないと思えたことは自分にとってお別れの助走が始まっていたとも考えられる。幸宏一辺倒だった自分がヤマタツさんに急に目覚めたことも、心に空いた穴が埋めきれない心配を無くする心強い材料になったのだろうと考えている。そう、幸宏の影を追いかけて軽井沢に行ったのは去年の春と夏だったものね・・・。幸宏と神様には感謝をしなくちゃな。少年の頃から憧れの存在としていつも心の中にあった高橋幸宏は、最後まで「らしくあった」のだ。本当にカッコ良かったよ。ありがとう。永遠に僕のヒーローです。


画像は昨年9月、50周年ライブに合わせて限定発売されたヨウジヤマモトのコラボTシャツ。デザインが二種類、やっぱりドラムを叩く幸宏さんをチョイスしました。お宝だね。


【おまけ】これは昨年末に自作したヘッドセット。YMOファンならお馴染みのビクターのHP-550にシュアーのSM12Aを取り付けたもの。少年時代、これに憧れたのです!


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