リュウサクより愛をこめて。
- Ryusaku Chijiwa
- 4月12日
- 読了時間: 1分
2025年4月12日
自分の名前を初めて聞いた人に「芸名みたいですねえ」と言われることは多い。そんな時は決まって「名前負けしてるんですよ」と鷹揚に笑って答えるようにしているが、自分としては苗字も名前も一般的ではないのであまりしっくり来ない上に記名する時などはまるで記号を書いているような不思議な感覚に陥るので愛着というものが薄い。未熟児で生まれたために強そうな名前を付けたということらしいが、父は当初「竜朔」と付けたかったものの当用漢字(当時)に含まれなかったために受理してもらえずに祖父が名乗っていた「瞑策」から一文字を取ったとのことだ。リョウサクならば一般的だがリュウサクという名前はごく稀にしか聞かない。しかしこれがフランスに行くとシャトーの名前に「リュサック(lussac)」と「リューセック(rieussec)」とがある。「竜策」とは全く関連性はないものの語感からするととても親しみが湧く。Ryuと書いて「リュー」と読ませるのは海外で通じないというのは坂本龍一氏が語っていたが三度の海外渡航経験(すべてハワイだが)でそれは実感することとなった(※それで教授はサインにRiuと書くとのこと)。だがアメリカで通じなくてもフランスで通じるのならばワイン好きの自分としても何となく嬉しくなるから不思議だ。

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