2022年11月28日
午前十時より告別式へ。妻は発熱でダウンしたので(風邪をうつしてしまったらしい)一人で参列。昨日と変わってほぼ親族のみ。繰り上げの初七日法要も含め葬儀はすべて滞りなく済み、荼毘に付された母の遺灰をほんの少し分けてもらってきました。送っていくよと言う周囲の声掛けを断って、朝と同じように最寄り駅まで40分ほどかけて歩き、電車に乗って帰宅。周囲に風邪をうつしてはいけないということも気にしていたし、別段悲しみに浸ってたそがれていたいなどというわけでもなかったが、賑やかに会食(精進落とし)をしながら母の思い出話をしている人はどれだけいたのかな、などということをぼんやり考えたりしていた。人の死、そして故人を見送るというのは、かくもあっけない事なのだと思うばかり。
市営の大きな葬儀場に、同じように霊柩車が到着し、同じように親族が列をなしているのを見て、これが日々生を営む人間の日常風景でしかないこと、誰もがいつかは経験し、そして誰もが乗り越えていくものなんだとの思いを改めた。明日から、また日常に戻ります――。
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