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執筆者の写真Ryusaku Chijiwa

避暑地の休日。

更新日:2021年8月7日

2021年5月27日


今年の誕生日はかねてより計画していた長野県は軽井沢町への小旅行。仕事の合間を縫って奥さんとスケジュールを擦り合わせるとこれまでは一泊二日がせいぜいだったところ、今回初めて二泊三日で予定が立てられたこと、長野県は二度目ながら軽井沢へ投宿するのは初となること(前回は佐久市の井出野屋旅館)で期待に胸を膨らませての出発。が、初日は残念ながらあいにくの雨。奥さんの運転で高速に乗って約三時間、いよいよ現地へと到着です。井出野屋さんに泊まった際はほとんど観光らしいことは出来ずじまい、その際にしなの鉄道で懐かしい115系電車が現役で走っていることを知り、いつか行ってみたいなと思っていたこと、中学生の頃からずっと憧れている高橋幸宏氏が現在居を構えておりまた氏が若かりし頃に細野晴臣氏と邂逅した、言うなればYMO生誕の礎となった場所、そしてトノバンこと加藤和彦氏が殉じた地・・・そんな軽井沢を、自分も肌で感じたい。幸宏さんと同じ場所の空気を吸ってみたい・・そうした様々な思いを込めた旅行。そう、今回は意義深いのです。


朝早くに出かけて、現地ではもうお昼時。信州といえば、言わずもがなの蕎麦処。人気店は数多かれど、お値段は高めで量はちょっぴり、というのはやはり寂しい。ボリュームがあることを前提に選んだのは信濃追分の「ささくら」さん。平日でもなかなかの人気。奥さんは辛味大根のしぼり汁でいただく「おしぼりそば」、自分は自家製クルミだれととろろ、ざるつゆの三種が楽しめる「そば三味」に加え「そばの実コロッケ」と「白えびと山ウドの天ぷら」を注文。クルミだれは邪道かなあと思っていたけどさにあらず。香ばしくて美味しい!

白えびは地の物ではないけど(富山産)、甘みは極上。コロッケも素朴でなかなかのお味。

宿に向かう前「ケーキを買おうよ」と奥さんが言ってくれたのは、素直に嬉しかったなあ。


今回のお宿はホテルでも旅館でもなく「オナーズヒル軽井沢」というレンタヴィラ。つまりは貸別荘。軽井沢は日本有数の避暑地にして別荘地。数多くの別荘族が生活をする土地だ。バブル期はタレントショップが乱立していたこともあったものの、時代は変わりレジャーの多様化とともにそれらの店もいつしか姿を消し、現在は本来の静かな佇まいを取り戻しているように見受けられる。個人的には、一般に定着している上流階級の避暑地、高級別荘地といった古くからのイメージがいまだに強く、気軽に訪れようとまでは長らく思い至らなかった。だが、よくよく調べてみると決して敷居が高く近付き難い場所ではないと判ってきた。折しもコロナ禍で海外からの渡航客は激減している。そしてさらには自分のアイドルである高橋幸宏氏が軽井沢に居を移したということを聞くに及び(行くならこの機会しかない)とひらめいたのだった。とは言え軽井沢の貸別荘である、設備の整った広い間取りに各種調理器具や大型テレビにwifi環境も整っているとのことで、プチセレブを疑似体験するつもりで今回の滞在は期待度高し。当然、食事は自前で用意しなければならないので地元のスーパー「ツルヤ」で買い出し。洒落た惣菜などは置いていないと調べ済みだったので、あらかじめ中軽井沢のハルニレテラスのフレンチ、CERCLE(セルクル)さんに前菜とシャルキュトリーの出前をオーダー。ナビの利かない広大な別荘地でビギナーである自分たちは辿り着くまでに大いに道に迷ってしまったけど、時間通りに届いたのには感心(当たり前か)。それに加えてラムチョップを焼き、時短レシピのローストビーフを作って(肉ばっかりだな!)食卓を飾り、持参したヴーヴ・クリコで乾杯しました。すぬもチョコも、こすぬも一緒です♬


のんびりしに来たとは言え、Facebookにはお祝いコメントが続々と書き込まれているのでとりあえずこちらから発信しておかねばと思い、ご挨拶代わりの一枚。例のトム・ブラウンを着て、パチャクチのパナマで気取ってポーズ。つまり恐れ多くも幸宏氏のマネをしているわけ(全然違うけど)。出自の違いはもとより、氏のような音楽的、アーティストとしての才能もセンスも無い自分だけれど、同じ双子座で、同じ軽井沢の空の下にいる高橋幸宏氏に対する心からのリスペクトと、憧れと尊敬の念とを込めて――。幸宏さん、来ましたよ!



都会からは隔絶された山奥にあってもWifiは完備で快適(ノートPCも持ち込みました)。

そしてNetflixで自分の出演作を見るという、ある種倒錯した寛ぎ方をしてみましたよ(笑)

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