達っつぁんとの共通点。

更新日:7月18日

2022年7月16日


音のアルチザン(職人)として憧れと尊敬の念を抱いてやまない山下達郎氏に心酔し、初のライブ参戦(聖地・中野サンプラザ)を来月に控えて気もそぞろなちぢぃーでありますが、

彼がこれまでリリースしてきた諸作品をコツコツと蒐集しつつ日夜インタビュー記事が掲載された雑誌や番宣で出演したラジオ番組の音源などをあれこれチェックしております。今年で30周年を迎えるサンソン(サンデー・ソングブック)を欠かさず聴き続けて1年、過去に出演した様々な番組もYouTubeで漁っては聴きで、ようやく「人間・山下達郎」の輪郭がはっきりとしてきたように感じながら、それでも奥深い氏の人間像を探求せんとする毎日。まだまだ表面上の一部分しか窺い知れていないながらも、思い焦がれる(?)アイドルとのいくつかの共通点を見出した(と思っている)ので、備忘録がわりに書き記しておきます。

●落語(昭和の名人に限る)好き

「父の影響で」というきっかけがほぼ同じなのは昭和世代ゆえのことか(山下さんの場合は叔父さん)。現役の落語家は新作をかける人のみで、あとは録音で残っている人で十分、というところも同じ。一番のお気に入りに古今亭志ん生師匠を挙げているが、三遊亭圓生師匠の「百川」が好きとの情報もありそこは完全に一致!(ちぢぃーのプロフィールを見よ)。

●無類のうなぎ好き

曰く「昔は幼少に貧しかった人は、鰻かエビフライって相場が決まってたんです」とのことで、ラジオ番組では「毎日食べてもいい」とも。この過疎ブログを以前から読んでいただいている人(そんなのいるか?)であればちぢぃーが四季を問わずうなぎを食してはその好みについての熱い思いを書き散らしていることをご存じのはず。ステーキ(肉)よりもうなぎ派なのだ。ちなみに自分ってエビフライのことも頻繁に書いているけれど(※実家があった横浜市青葉区に最低年に一度はわざわざエビフライを食べに行くとんかつ屋さんがある)、貧乏ではなかったよ。でもうなぎ、エビフライという嗜好が子どもっぽいと思われがちだという引け目がちょっぴりあったのが、これで堂々としてていいんだと安心しました(笑)

●いまだ消えぬ高校時代のトラウマ

冗談ぽい話を続けたけれど、これはシリアスなもの。山下さんはもともと成績優秀な優等生タイプだったが、中学時代から始めたアマチュアバンド活動に傾倒し、高校は進学校に入学したものの音楽にのめり込むあまりに学業は疎かになっていく。威圧的な権力者である教師達に恫喝を受けたり受験一辺倒のクラスメートの中で孤独感を抱くなど鬱屈した日々を送る中でその教師達の収賄が発覚して問題化、70年安保という時代背景もあって全校集会が連日続き学校機能は麻痺、山下さんも学生運動に参加するなどして高校生活からは完全にドロップアウトした。このドロップアウトと言うワードはインタビューの際によく使われるが、決して落第生であったという意味ではなく(わずか三カ月で退学はしたが大学にも進学している)当時の社会情勢、システムからこぼれ落ちてしまったという意味合いが強いが「学校という社会の中から逸脱していく絶望感は、この年になっても高校を出られない夢を見る」と語るほど氏の価値観や人格形成に大きく影響を与えている。一方の自分については、同じく中学時代からバンド活動にのめり込み勉強はそっちのけ。辛うじて進学した私立高校は当時海軍兵学校を彷彿とさせるスパルタ式の教育方針で、明るく楽しい中学時代を送っていた自分の心を深く閉ざすことになった。学外でのバンド活動は熱心に続けてはいたが心を許せる仲間がいない孤独感、抑圧で圧し潰されそうな日々の中で旧態然とする教育方針を揶揄する抵抗の映画を学園祭で撮ったりするなどしつつも学業には全く身が入らず、常に留年の危機にあった。あまりの厳しさに入学時の同期生約150人は90人にまで減っていたが、三年間を耐えて何とか卒業した(現在は進学校となっている)。これもまた拙ブログを長らくお読みの方ならばおわかりのことだろうが、(その頻度は減っているとはいえ)50歳を過ぎた現在でも「1年または2年休学したのちに復学して、その登校初日に授業についていけるか不安に苛まれる夢」を今でも見る。これは高校時代の経験が最も大きく影響しているのは言うまでもないが、加えて幼少時から常に兄に何かにつけて見下され苛められてきたコンプレックスがあると告白しよう。お前は馬鹿だと蔑まれ成人した今日に至るまでまともな社会人として見られていないという現実が、「兄は優秀で弟は落第だ」という目で常に周囲から見られてはいないかという無言の圧力と己の劣等感を強く強く抱く根本となっている(斜視が原因で対人関係に苦労してきたことも、自分がある種のマイノリティであるという閉塞感を助長させるものであったと思う)。これは本当に根深いもので、他者から見て自分の極端であったりどこか変わっている、壊れていると思われる部分はこうした要素が影響を及ぼしているのだ・・・ と、書き連ねているとあまりにも重苦しい話になってしまうけど、そうしたことを含めて人格形成された上で、今日を明るく楽しく生きているということだ。頑固なまでのこだわりを持つのだって基本的には山下さんと同じ。何より「いまだに夢に見る」という所が全く共通しているのに驚き、またシンパシーを感じてしまったというお話なのでした。


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