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執筆者の写真Ryusaku Chijiwa

自己との対話。

2019年5月2日


「ボヘミアン・ラプソディ」の記録的ヒットの余韻冷めやらぬ中、レジェンドと呼ばれるミュージシャンの伝記映画が続々と公開されている。「エリック・クラプトン~12小節の人生~」 やエルトン・ジョンの黎明期を描いた「ロケットマン」(8月公開予定)等々目白押しだが、その流れに乗ってのものかどうかはわからないが、こちらはジャズ・ジャイアンツのビル・エヴァンスを題材にしたもの。高校3年の頃、初めて買ったジャズのアルバムがエヴァンスの「ホワッツ・ニュー」(ジェレミー・スタイグとの共演)だった。その後はリバーサイド4部作を順を追って聴き、なかでも「ワルツ・フォー・デビイ」が特にお気に入りとなった。後に続く世代のあらゆるピアニストの手本となり、多大な影響を与えたことから、落語の六代目・三遊亭圓生や文学の太宰治に通じるものがあると僕は勝手に思い込んでいる。クラシックを基礎として、極限までの音楽の美を追求した唯一無二のアーティストだ。

いまや若い世代でジャズを聴く人は少ないのかも知れないが、これはぜひ見なくては。


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