満ち足りた時間。

2021年7月7日


この日はお昼過ぎからの収録。長尺などは半日がかりなので朝10のスタートが一般的なのだけど、単発モノやシリーズ作品など、(あくまで自分の場合)午後から夕方にかけての収録が多いので今回はちょっと珍しい。久しぶりのアニメ作品で、久しぶりにご一緒する方々。外画を主戦場とする自分にとってはアニメはどうにも自分の持ち味を十分に発揮することが出来ない気がするのに、他のキャストの方々はみな実に伸び伸びとして表情豊かで、まさにキャラクターに生命が吹き込まれているというのが見て取れる。アニメの最前線で活躍している人は、活躍するに足る理由が厳然としてあるのだ・・・見習わないとね。とはいえ自分も及ばずながらマイクの前で奮闘。今日はちょっとだけ多めに台詞があって、「今回は活躍じゃないですかー」と共演の方に言われたけど、全体の尺から見れば瞬間芸のようなもの。それでも一発で決められたのでやれやれ、勘が鈍っていたら嫌だなと思って臨んだのでほっと胸をなで下ろした次第。スタジオの外は湿度が高く蒸し暑かったけど、気分は晴れ晴れ。ジュニア時代に通った中華屋さんで久しぶりにランチをしたら同じ値段でスープから搾菜、デザートさえ付かない簡素なものになっていたのにはガッカリだったけど、上機嫌で帰路につきました。これはアニメに限ったことではなくアフレコの前はいつも不安で一杯、自宅を出る前はテンションが低く不機嫌なくらいなんだけど、現場は本当に楽しい。ある意味極限状態で臨んで、スタジオで感情を爆発させる。自分の出せるものを出し切る――それがこの世界、声優の仕事なのだ。もっと現場に出たいな。このままでは終わりたくはないからね。


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