2021年1月4日
元旦に放送していたバラエティ番組の目玉企画として、大手コンビニ3社の人気商品を一流料理人が厳しくジャッジするというのがあり、事前に店頭での告知も各社、力が入っていたので興味本位で視聴。テレビの世界ですから、ドキュメントではなくあくまでバラエティとして構成されたもの。どこか一社だけが独り勝ちをしたり損な立場になったりはしないようにうまく配分してあるのだろうと天邪鬼な考えで見ていたけど、気になったのはそれぞれの担当者がやたらと感極まって泣くこと。それも、「胸が一杯で・・・」と頬をぬぐう仕草をしているのにちっとも涙が流れていないとか(本当に泣けるのは試験管を振って調味を担当しているラボの人では?)、横暴で無遠慮なテレビマン(というイメージが強い)が無理にやらせている感が透けて見えるようで何だか興醒め。ああいうのは演出をするのではなく、素人さんのパーソナリティーを引き出すように司会者が盛り上げるのだ。そういう意味では、かつて日本テレビで毎年特別番組として放送され一世を風靡した「史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ」での福留功男さんがとにかく上手かったね。一般参加の回答者一人一人にキャラ付けをしたり、パーソナルな部分をイジッたり、相手の琴線に触れるような言葉の使い方、感情の引き出し方が抜群に上手かった。後年、制作スタッフに対する態度が云々されて悪者扱いされ、ファンとしては悲しい限りだったが、それは完璧主義のトメさんゆえのことだったはずだ。・・・とまあ、古い記憶が蘇ったりしつつ今回の番組は半分くらいを視聴。これで各社とも取り上げた商品が売れに売れてホクホク、本当に買いたい人は品切れで困るといった状態が続くだろう。自分はこれまで通り個人的にお気に入りの商品を買うだけだ・・・とはいえ、この「トーストサンド」も大体いつ行っても品切れなんだよなあ。
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