東京百景。
- Ryusaku Chijiwa

- 1月4日
- 読了時間: 2分
更新日:1月9日
2026年1月4日
今年最初の実家行きはいつもと変わらぬ父とのサシ飲み。今回持参したのは清泉の純米吟醸生酒。これを空けつつ四方山の話に花を咲かせる。報徳二宮神社で買い求めた酒升で飲むと木の薫りが加わってちょっと趣があっていいね。最近DVDを視聴するにもテレビとデッキの入力切替や操作に難儀するというので前回はPCを持ち込みHDMIケーブルとで接続して動画を見たが(前回は圓生の「一人酒盛」)今回はNHKの「映像の世紀 バタフライエフェクト-スクリーンの中の東京百年」を見せた。前回飲んだ時に名前が出た古川緑波(ロッパ)さんや小津安二郎の作品を紹介する内容で、これは父も関心を引くだろうと思っての事だったがエンタツ・アチャコも登場する「東京五人男」(昭和二十年)は劇中の歌も覚えていたし、「煙突の見える場所」(昭和三十三年)に登場する千住、荒川の土手にあった火力発電所の「お化け煙突」が見る場所によって4本が3本や2本、果ては一本にも見える、という描写が「物事は視点によって見方が変わるのだということを視覚的のみならず事の本質として学ぶきっかけになったんだ」という話が聞け、田中絹代や乙羽信子、原節子などの往年の名女優を見れば饒舌になり、大好きな小津の「東京百景」や「秋刀魚の味」では様々な思い入れを語ってくれながら一緒に興味深く見た。こうしたチョイスは家族の他の誰にも出来ぬこと、父の話を普段からよく聞いている自分だからこそ可能な事なんだと思うとちょっと誇らしくも思えるね。楽しい時間を過ごせて良かった、また次のサシ飲みが楽しみになったよ――。





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