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執筆者の写真Ryusaku Chijiwa

掘り出し物。

更新日:1月14日

2024年1月10日


最近、ケーブルテレビのセットトップボックス(チューナー)の調子が悪い。先日録画した映画を観ようとしたら音声が全く収録されていないという事象が起きた(ミュート状態)が今日も予約の録画が始まる直前に再び無音になっているのに気付き、あわててリセットをかけたが反応しない。電源ボタンを押してもACコードを抜いても電源が落ちず(!)で、録画はあえなく失敗に(コードを抜いて数分後に電源は切れた)。同じ事がもう一度起きたら取り換えを依頼しようと思いつつ、チャンネルはそのままに。と、夜遅くなってPCの作業をしながらザッピングをしていたら、丁度フランス映画のオープニングシーン。旅客機内の印象的なワンカットから航空機の音声分析官が音声データを聞いている場面へ――この静かな導入部が良かった。テイストはサスペンス、これはきっと面白いぞと確信して録画。風呂に入ってから戻って我慢できずにエンディングを見てしまったけれど、息を吞む展開。実は自分、フランス映画には馴染みが薄く、名作と呼ばれる作品も全くといっていいほど見ていないのだ(「太陽がいっぱい」位か?)。吹き替えの仕事でも数えるほどで、自分の代表作と公言している「ソフィー・マルソーの愛人《ラマン》」では台詞の尺が英語に比べて合わせづらいので苦戦した記憶がある(※これは面白いので是非見て欲しい。ニコニコ動画で裸男を検索で日本語版が見られる)。サスペンス映画と言うのもこれまた馴染みが薄く、古いところではヒッチコックやスティーヴン・キングなどの作品は観ているけれど、進んでサスペンス物を観るために劇場まで足を運んだことはない。が、最近たまたまイーストウッドとユアン・マクレガーの作品(「トゥルー・クライム」「ゴーストライター」)を続けて観てなかなか面白い!と思っていたところだったので、この手のジャンルのビギナーである自分にとっては格好の機会だ。主人公が追い詰められていく様はサイコスリラーでもあるよね。調べてみると2021年公開の作品。役者もみな魅力的!皆さまもぜひ一度ご視聴のほど。


「ブラックボックス 音声分析捜査」


【追記】

翌日改めて全編を鑑賞。多くの動画配信サイトで扱われており、huluにて再見。2時間9分という長丁場だが静かなる緊張感が途切れることも無し。ツッコミ所もなくはないが、総じて脚本は良く書けているし、見せ方もうまい。役者もみな魅力的で諸作品にも興味あるね。

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