思わぬところで。
- Ryusaku Chijiwa
- 6月25日
- 読了時間: 2分
2025年6月25日
自宅から最も近いスーパーで見つけて驚いたのは、何とおきうとが置いてあるではないか!これは両親の郷里、福岡の家庭で食べられているもの。名物などという大仰なものではない。エゴノリと沖天(イギス)という海藻を原料にしたトコロテンに似た素朴な食べ物だ。
小学生の頃、夏休みに帰省するとこれがよく出されたものだが・・これが苦手でねえ(笑)海藻が生臭く感じられてどうにも食べづらい。かつおぶしや醤油で味付けをしてもうまく味が乗らないので食べづらさは変わらずで、とにかくこれを遠ざけていたっけ。十年ほど前に久々に帰省した時に「あんたの食べるもんば買ってきんしゃい」とばかりに自ら買い物に行くことになった時、言付かったのがまさにこの「おきうと」。(あぁぁ俺が食うために俺が嫌いなものを買うというのか、食べなくていいんだけど)と思いつつも年齢を経てその美味しさを再発見するかもしれないという淡い期待を抱いたが、三つ子の魂百まで。苦手な味はやはり苦手のままだったことを再確認して食べ切るのに苦労したのでありました。ケンミンショーとかで他県の人が物珍しさで食べて「めちゃくちゃうまい~~!!」とリアクションをするようなものではないことを断っておく。東京で見るのは初めてで、いや驚いたわあ。
おきうとをこよなく愛する福岡をはじめ九州地方の皆さん、勝手な事を書いてご免なさい。

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