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心を休める小旅行。

執筆者の写真: Ryusaku ChijiwaRyusaku Chijiwa

更新日:2019年5月17日

2019年5月14日


夜勤明けで帰宅し、いつもはそのまま就寝するのだけど、今日は身支度を整えたのちすぐに奥さんの運転する車に乗って、一路山梨へ。この日は夫婦ともにオフだけど、自分は連休を取っているわけではなく、明日も仕事。天気も良くないし、何も無理に出掛けることもないと言われそうだけど、さしあたって都合がつく日が他になく、とにかくも「出掛けること」を目的に出発したのである。宿は8年前に両親、兄弟の家族とともに泊まった場所。ホテルや旅館ではなく、温泉施設を併設した簡素なビジネスホテル。当時のブログ(その1)にも書いたけれど、もともと計画していた兄、姉の長女の高校進学と両親の慰労とをかねた家族寄りの旅行が東日本大震災の影響で頓挫したために、急場しのぎで自分がプランニングしたのである。河口湖周辺は学生時代に軽音楽サークルで何度もバンド合宿をした馴染みの地。古民家を移築した造りの炉端焼きの店がお気に入りだったので、そこでの夕餉をメインイベントに据えたのだ。自分は足の悪い母の為に座椅子を買って持ち込んだり夕食の後宿に戻って皆が部屋でもう一度おしゃべりに興じることを見越して皿やコップ、酒のツマミなどを用意して動いていたのでゆっくり寛ぐ余裕はなかったけれど、おおむね好評だったのが嬉しかったんだな。その思い出を辿るわけでもないが、懐かしい場所にまた行ってみようか、と思い立ったのだ。・・・と、ここまでは良かったが、山梨へ向かう道中、雨足は強くなるばかり。ほとんど豪雨で視界も悪い。これは失敗したかなあ、、と思ったけれど、とにかく今回は懐かしい場所を訪れて食事をして、ゆっくり眠れればいいのだ(ビジネスホテル内の居酒屋で飲み倒して即座に寝るというのもお楽しみ)。正午前、開店準備中の炉端焼き屋に到着すると「あー満席なんですよー」というつれない言葉。「待っても入れませんか?」との問いかけにも「ダメですねー」。何だ、豪雨の中飛ばしてきたのに、他に言い方はないのかと思った瞬間に食事する気が失くなり、周辺の適当なお店で、適当な昼食。外国人観光客向きに特化して商売していると思しきパッとしないサービスと内容で、何だかなあという感じ。それでもあまり落胆しなかったのは、それが目的ではなかったから。周辺をドライブして時間を潰し、チェックインしたのは16時。温泉に浸かって、居酒屋で飲んで、ぐっすりと就寝。ゆっくり過ごせればいいので、何のアクティビティもなく、質素な旅だけど、これで十分。この二か月くらい前から、とにかくこのような休息時間が欲しかったので、ほぼ目的達成というわけ。何だろう、家にいてゆっくりするのとは、また違うんだよね。


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