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執筆者の写真Ryusaku Chijiwa

幻のバージョン。

2021年1月23日


先日、セッションで知り合った人とのSNSのやりとりの中で「千々和さん、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』の追加収録版に出てるんですね、ブルーレイで観られますね!」と言われて「えっ!?」と思ったが、Wikipedia等をもう一度確認。数種類ある吹き替え版で最も有名なフジテレビ版(1987年放送)をベースに行われた追加収録は2008年に木曜洋画劇場で放送されたテレビ東京版、2012年にアルティメット版として発売されたソフトに収録のブルーレイ追録版とあり、自分が出演したのは前者。残念ながらこれはソフトに未収録であるばかりか、再放送も行われていないはず。古い古い香盤表を探し出してみたが、結構小さな役をチョコチョコと吹き替えている。意外だったのが養成所で教わった納谷六朗さんの持ち役(署長)を割り振られたことだったが、ほんの一瞬、息づかいとうめき声だけ(倒れる場面)だったので自分でも構わないと思われたのか。ほとんど瞬間芸だけど、それでも師匠の声の雰囲気を再現すべく精一杯モノマネをしたのだ。収録の際に石丸さん、辻村さんや西村さんは居られなかったが、富耕(富田耕生)さんはご一緒で、追録キャストには憧れの雨蘭咲木子さんがいらして内心、小躍りしたくなるほど嬉しかったことを記憶している。世代的に周囲にジャッキーファンは多く、この作品は今もなお何度も繰り返して鑑賞されるいわばマスターピース、ほんのちょっぴり関われたことは嬉しかったけど、一度限りの放送でお蔵入りのような形になっているのはつくづく残念。ソフトに収録して欲しかったなあ。



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