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大人になっても。

執筆者の写真: Ryusaku ChijiwaRyusaku Chijiwa

更新日:2019年7月8日

2019年7月7日


ン10年ぶりに目にした「銀のエンゼルマーク」。おなじみ「森永チョコボール」は1965年発売というから、実に54年ものロングセラー商品。幼少の頃から食べていた記憶はうっすらとあるんだけど、頻繁に買っていたのは高校生の頃。海軍兵学校を彷彿とさせる厳しい教育方針をとる私立の男子校(現在は共学)で、通学路で先輩を姿を見つけると、制帽を取って挨拶しなければならない暗黙のルールがあったり、その帽子や学生カバンを潰しているのが見つかれば教官にどやされたり、ケツ竹刀を受けることもあった。電車通学の行き帰りも厳しい監視下に置かれているという強迫観念があり(防衛大学と同じ短ランの制服を笑われるのが嫌で、スポーツバッグに隠したウインドブレーカーを羽織っていた)、そうした通学の途中でコンビニに立ち寄ることなど不可能なこと。こっそり買い食いができるのはせいぜい駅の売店ぐらいで、そこでいつも買っていたのがこのチョコボールだったのだ。これと、週に一度買うヤンジャン(週刊ヤングジャンプ)、それが、高校生活におけるひそかな楽しみだった。その名残というわけではないけれど、いまだにチョコボールは大好き。香ばしいピーナッツの香りとカリッと快い歯ごたえを楽しみながら、やってることは30年前とちっとも変わらないんだな、と思いながら一人ほくそ笑むちぢぃーなのであります。


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