2023年10月9日
セッションから一夜明けて、シャバに戻れば夢から現実に引き戻されたような暗澹たる気分に落ち込む。せめて少しでも長く余韻を感じていたいと思いつつ、アウトテイクの写真を。いつも残念に思うのが演奏中の写真、あまり撮ってもらえることがないのでなかなか記録に残らない。今回もアップで撮ってもらえたのはこの一枚くらい。何とも寂しい限りだなあ。
そして画像の8インチタムはかれこれ14年の付き合い。フルセットはこの夏のライブで久々に使ったけど、単体ではこの子がセッション、ライブともに一番活躍している。スク系では複数のセッションと合宿に持ち込んだし、カシ系では先日の「KIYO☆SHIBA」で二年連続で使っているほか、AB'sのセッションなどでも使ったなあ。キミがいるだけで自分の可能性、すなわち演奏の幅がどれほど広がることか。いつもいい音で鳴ってくれるありがたい存在(本当にこの音、トーンが大好き)。相棒、今回もありがとうね。これからもよろしく。

そしてこちらは御大、矢堀孝一氏とのツーショット。セッション会場であるライブハウス・ヴァーチュオーゾ赤坂のオーナーにして日本を代表するジャズギタリストだ(ちゃんと名札してる!w)。自分はこの方をライブよりも企画物の録音などで聴く経験が多く、とりわけパット・メセニーを降臨させてのプレイは音楽的に素晴らしい上にネタとしても大いにウケる要素の高い逸品(ドラムを叩けばスティ-ヴ・ガッドが降臨する)。古今東西、遊び感覚に溢れたミュージシャンは数多けれど、矢堀氏においてはこの「遊び」の部分に非常に長けているものがあり、こういう楽しい人は大好きなのだ。料理にも凝っており、ライブハウスで出すカレーにまつわるSNSでのコメントも多い(でも肝心のギターの話題になると自分はからっきしなので絡む機会が少ないんだよなあ)。昨年は奥様の大髙清美さんと撮っていただいたので、今回は満を持してご主人と一緒に。自分も遊びの感覚、持ち続けていたいね。

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