2022年2月7日
このところの仕事の道すがらで目にする坂の標識。「なだれ坂」とはまた迫力のある語感の名前だけど、昔ここで土崩れがあったからではないかとの説明がなされており、決して土砂が一気になだれ落ちてきそうな急勾配だというわけではない。そういえば港区の界隈はこうした坂がやたらと多い。武蔵野台地の高台と東京湾に面する低地から成っているためなのだという説明を改めて聞くと、様々な坂をゆっくり巡って歩いてみるのも一興かなと思ってみたりするのだけど、実際にはスタジオへの行き帰りで足早に通り過ぎるだけ。そんな余裕はとてもなかったんだなと考えると勿体ないことをしたとも思う。自分のごく狭い行動範囲でも芋洗坂、三分坂、薬研坂、さくら坂、円通寺坂・・・それぞれに謂れがあり、歴史のある場所なのだ。時間は無限にあるわけではないけれど、捻出するのは自分の力。いつ何時でも時間に余裕を持って行動すれば、通勤の足もちょっとした観光気分になる。心掛けだよね。
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