2022年12月17日
たっぷり寝た翌朝は6時前に起床。ここ1、2年はスマホの目覚まし機能も不要なほど自然に目が覚めるようになっており、自分も歳を取ったんだなあと痛感させられます。かくして昨日のリベンジを果たすべく男女入れ替えとなったお風呂へ。この宿は小さいながらも露天風呂があるというのでかすかに期待していたけれど・・やはりお湯は全く白濁しておらず。浅い桶のようなプチ露天でしたが身体もあまり温まらずで残念至極。朝食は昨晩同様に派手さはないけれどきちんとしたものが出たのでこれでよしとしましょう。安いし、交通の便はいいし、意外にも部屋のWi-Fiは快適だったしで、お風呂の件さえクリアすればコスパはとてもいいと思います。そもそも大涌谷温泉というのは人の手によって作られる造成温泉ゆえ、季節の違いやタイミングによって泉質のバラつきもあるのだろうと理解しています。
チェックアウトの時間より少し早く宿を出て、徒歩でロープウェイの早雲山駅へ。大涌谷をスキップして桃源台へ。お昼は箱根園のホテルで温泉付きランチプランを予約しているので移動するだけだったんだけど、バスは本数が少ないし西武系の伊豆箱根バスではフリーパスが使えない、海賊船で元箱根港へ渡ればそこからのバスは多いのだろうけど大回りで時間がかかってしまう等、なるほど便利の悪さもあってホテル側はお得なプランを通年で提供しているのだなと推察できる。芦ノ湖の湖畔を周回するような道があるのだと長い間思い込んでいたけれど、いざバスで移動してみると桃源台から元箱根港へ至る道は険しく勾配もきつくかなり時間を要するもの。芦ノ湖周辺の観光において海賊船(遊覧船)が利用必須となっているのはそういう訳なのだ。結局朝9時半に宿を出て寄り道をせずに移動したのに、目的地のザ・プリンス箱根芦ノ湖へ着いたのは11半を回った頃だった。これはなかなか大変だ。
ここザ・プリンスでのランチは10年ほど前に奥さんが予約してくれて一度利用したことがあった。ただ、箱根湯本から強羅―大涌谷―桃源台を経由するバスを使うと揺れが激しいので自分は酔ってしまう(箱根新道を使う急行バスなら快適なんだけど)ので、事前にルートをきちんと考えて動かねばならないところをそこまで頭を回さないのでいつも頭フラフラの状態で食事をすることになってしまうのだ。この3年間で箱根への宿泊は7回目だけれど、自分はまだまだ箱根ビギナー。今日は久しぶりに万全の健康状態で食事が出来ました(笑)
名物のローストビーフに、和洋中の美味しい料理。でも一番頂いたのはきのこのスープ。
食後は館内で自家源泉を引いている蛸川温泉で身体を温めます(この時間に小雨が降り始めた)。他のランチ利用客とかぶらないようにタイミングをずらすこともあるけど、毎回ほぼ貸し切り状態。お湯はやや熱めで、芦ノ湖の湖畔を吹く風が実に心地よい。宿泊したホテルのお風呂が自分としてはノーカウントと思いたくなるほどだったので、これですべてを取り戻した格好。そうした意味でここは穴場。泉質も柔らかく気持ちが良い。至福のひととき。四半期に一度は通いたいと思えるほどの場所で、お薦めです!(写真は公式サイトより。)
ホテルを後にし、バスで元箱根港へ移動して急行バスで箱根湯本へ。今回はこれで終わりではなく、夜は東京・六本木で奥さんのライブ鑑賞のお伴といつになくハードスケジュール。ロマンスカーGSEで新宿まで出て(全線を乗車するのは2007年に行った「鉄子の旅」の打ち上げ旅行以来15年ぶり!)、大江戸線で六本木へ。車内でもしっかりと眠りました。
石崎ひゅーいくんのデビュー10周年を記念する、トヨミヨウ(key)とのデュオ・ライブ。
役者としての活躍もあってこのところ認知度も上がって来ているけれど、彼の音楽について自分は全くのノーチェック。奥さんは3、4年前から聴いているのかな。しかしブレイク前のヒゲダンや藤井風をキャッチするアンテナと言うのは、我が妻ながらちょっと凄いです。
「ナイトミルク LIVE 10th Anniversary Christmas Special」と題された東京・京都での二夜限定ライブはカバー曲が中心という事で聴きやすく、藤井風から森山直太朗、にしな、あいみょん、レミオロメン等々バラエティに富んでライブ初参戦の自分でも楽しい時間が過ごせた。ややハスキーな声質は繊細さとナイーブさを併せ持ち、伸びやかで情感溢れる歌唱力が彼の持ち味。ちょっと不器用でどちらかといえば愛すべきいじられキャラ、それでも愚直なまでに歌が好きで好きで仕方ないんだろうなあと思わされ、伴奏もシンプルゆえにその声にグッとくる瞬間も多々。いいライブを見ることが出来ました。地元へ帰ってきたのは23時半。移動はちょっと大変だったけど、最高の気分転換と息抜きが出来た二日間でした!
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