2024年12月1日
いよいよ今年も大詰め、あっという間に12月になってしまった。激動・・という言葉をこのブログでもコロナ禍前後において幾度となく使ってきたけれど、なかなか日々が落ち着く事はなさそうだ。とにかく身体が持たないほどの疲弊の日々を強引な力技で脱することにしたものの、今後の見通しはゼロ。それでも何とか生きて行かねばならない。もし逆境に屈してしまったらそこで人生は終わりなのだ。負けるつもりはない。息を潜めて、逆転の時を待つのだ――先日の久々の渋谷徘徊のついでに立ち寄ったのは東邦生命ビル(現在の渋谷クロスタワー)の、かつてサントラの聖地「すみや」があった場所。閉店したのは2008年のことだからもう16年も前になる。田園都市線沿線(青葉台)に長く住んでいた自分は新宿や池袋などよりも渋谷がホームタウン。東急文化会館に映画を観に行き、スクランブル交差点の「富士そば」で食事をするというのを中学生の頃から綿々と続けていた青春時代、道玄坂にヤマハがあり、Doin’があり、最も足繁く通ったイシバシ楽器はもともと公園通りに店舗を構え、トウセン宇田川町ビル→カプリビル→BEAMビルと何度も移転を繰り返すのを追いかけて来たが、新宿店ともどもドラムフロアは無くなってしまった。「題名のない音楽会」の公開録画に来た渋谷公会堂、NHK-FM「セッション」の公開録音に通ったNHK放送センターの505スタジオ、熊本へ単身赴任していた父が帰京する際に待ち合わせをして二人で食事をした東急プラザ、初めて通った声優スクール(東京演劇学院)があった場所でもあったんだよね・・・そんな思い出の深い渋谷はその後あまりにも様変わりをして全く別の街になってしまった。林立する巨大モール、迷路のような渋谷駅、一体誰のための再開発なのだろう?果たして誰が恩恵を受け、誰の心を豊かにする事業なのだろうという疑念は深い。しばらくぶりに足を運んで新しく生まれ変わった街を観察している。自分も生まれ変わらなくては。
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