ロックのカリスマ、健在。

2022年1月20日


比較的ドキュメンタリー番組が好きな自分でも、放送開始から二十余年を数える人気番組の「情熱大陸」を観る機会は少なく、ここぞというプログラムはピンポイントでチェックするようにしているけど、まさにそのタイミングが先日放送された「矢沢永吉」の回だったね。

アルバムを通して聴いたことは一枚も無いし、意識して追いかけてきたこともない。ただ、長い付き合いがあったバンド仲間が熱心なファンで、ずいぶん昔だが一緒に武道館のライブに行ったこともあった。その彼は永ちゃんを崇拝しながらもある種面白おかしくネタにして語ることも多く、それに影響を受けている部分も多い。貸してもらったライブ映像は圧倒的だったし、アーティストとしても人間としても面白い。自叙伝「成り上がり」は読んでいないけど「アー・ユー・ハッピー?」は興味深く読んだ。思うに、永ちゃんの何が素晴らしいかというと「理屈抜き」であり、「走り続けている」ということだ。どれだけ年齢を重ねようと、有言実行。ゴタクを並べず、ミュージック・シーンの最前線で常にロックを体現しているのだ。キング・オブ・ロックなどと持ち上げられながら活動は散発的、ミュージシャンと言うよりも評論家のような発言をしたり音楽以外の活動ばかりが目立つような人物も多い中で、何とも胸のすくような在りようではないか。理屈は要らないんだ。すべて「やって見せる」ことで誰をも黙らせ、納得させる。これは凄いことなんだ。音楽であれ演技であれ、表現とはそういうもの。見せる前に、聴かせる前に「まず語る」ようなことは不要なのだ。自分も表現者の端くれ、やって見せることで受け手を納得させるようになりたいものだね。


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