ライブ・アンダー・ザ・スカイ伝説。

2024年7月27日

先日の栃木遠征での一件。自分の趣味が楽器演奏であることを紹介する時に「どんなジャンルを？」と聞かれ、おずおずと「ジャズ／フュージョンというジャンルで・・・」と答えると大概はよくわからないという反応をされるのはリスナー人口が少ないからだ。カシオペアというグループ名を挙げるよりも便宜的に「Ｆ１グランプリのテーマソングで有名なＴスクエアの・・」と言ったりするのは話が通りやすいからだったりもする。が、今回はそう答えた後の会話で先方が筋金入りのジャズファンであると判り、なおかつ自分が何かにつけここで話題にするライブ・アンダー・ザ・スカイ（70～90年代に開催されていたジャズフェスティバル）の「伝説の雨の田園コロシアム」、つまり1979年のステージ会場に足を運んでいたことを聞かされて軽い興奮を覚えてしまった。過去に何度も書いてきたが、自分は87年と92年の二回しか行っていないもののテレビ放送をずっとチェックしていたのでとにもかくにも愛着のあるフェスなのだ。まさか声優講師の顔合わせでトニー・ウィリアムスとかマーカス・ミラーとかクルセイダーズといった名前が口から出るとは思いもしなかったのでとても楽しい気分になってしまった。縁は異なものとはよく言ったものだ。嬉しい出会いです。

出会いによって繋がりが生まれ、そして可能性が拓けていく。人と人が接するというのは本来こうした有機的なものでなければならない。同じ場で時間を共有するというのに相手に対する興味もリスペクトもないというのはただただ残念だと言うほかない。大事なことです。