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執筆者の写真Ryusaku Chijiwa

ハコネ・リベンジ。

更新日:2020年11月26日


2020年11月21日


予告通り、行って参りましたよ!今年四度目となる箱根一泊の短い旅。これまでの三回ともすべて雨に遭っているので(三度目は10月の台風だったし)、今回こそはどうしても晴天の箱根路を楽しみたいというのが一番の願い。しかし、この二日間では初日が雨という予報が出ており、(どうか外れてくれ!)と祈るような気持ちで朝7時台のロマンスカーで出発!


四たびやって来た箱根湯本駅。前回からわずか40日ぶりでの訪問ながらも、あの時の記憶はもう霞み始めている。日々の仕事をコツコツと頑張って、言うなればリフレッシュを兼ねた自分へのご褒美。今回天気はまずまずで好調なすべり出し。早速、バスで一路仙石原へ。


箱根ラリック美術館内のカフェレストランLYS(リス)でモーニングセットをいただく。

箱根ビギナーには初歩なのだろうけど、ぜひ行ってみたかったのだ。平日だからなのか他にお客は一組だけ。庭園を眺めながらのブレックファスト、静かだし景色はいいし、サービスは丁寧だしで居心地は抜群。食事の内容もなかなかです。頑張って早起きして良かった!


館内に展示してあるオリエント急行の実車。奥のガラス越しに紅葉がわずかに見えます。


建物の周辺は少ないながらも紅葉が。この時期に訪れるのは初めてだから、何だか嬉しい。


天気が良かったのはこの時間まで。空が曇りはじめ、小雨がパラついてきました。仙石原の交差点からすぐのお寺(長安寺)の敷地周辺をゆっくりと散策したり、箱根では有名なお肉屋さん(相原精肉店)でローストビーフや焼豚をお土産に買ったり。人の姿はほとんどありません。この地は気温が低いはずなんだけれど、今日は快適。薄着にしてきて正解でした。


ほんのちょっと歩いて箱根湿生花園へ。完全にシーズンから外れており草木も枯れ果てているという理由で、700円の入場料は500円に減額中。荒涼として、まるで最果ての園とも言うべき雰囲気。こんなタイミングで訪れている人は皆無に近かったけれどその方がかえって気楽で、呑気にバカ話をしながら奥さんと二人でゲラゲラ笑い合いつつ、歩き回りました。


園内にもわずかにモミジが。昭和レトロ風のポーズで一枚。



お腹が空いてきたので、前回も食事をした「ソロピッザ・タロウズ」を再び訪問。最寄りのバス停は仙石原小学校前なんだけど、一つ隣の停留所の品の木・箱根ハイランドホテルからぐるっと回って行く方が坂道が苦にならない気がします(前回たまたまそうだったけど)。


天候が悪い平日のお昼だとて店内はやっぱり満席。辛うじて大きなテーブルの席に案内してもらえました。人気メニューだというバーニャカウダを初めて注文。ソースが美味しい!!


今回もまたマルゲリータを注文。食感はやはり「もちもち」ではなく、「ふわふわ」。


この日は強風のためロープウェーは運行を休止。芦ノ湖の海賊船は明日に回すことにして、そのまま宿にチェックイン。今回お世話になったのは「TKPレクトーレ箱根強羅」さん。

元資生堂の保養所だったらしく、やや年季は入っていてもなかなかにモダンな佇まいです。


泊まったのは宿の公式サイトや予約サイトにおけるメインビジュアルとして画像が使われているスーペリアツインルーム。木々に囲まれていて、雰囲気充分。カーテンを全開にすれば二面採光のガラス戸いっぱいに広がる緑、素敵な空間です(撮ったのは翌朝だけど)。この部屋には猫の額ほどの狭い狭いスペースに露天風呂が付いていて、これがほんとに一人用の小ささなんだけど、意外と馬鹿に出来ないんだな。独り湯に浸かっているところに木の葉が舞い落ちてくるなんて、なかなかに風情があるじゃないか。このお風呂についてブログ等で触れている人が全く居ないけど、自分はアリだと思うな。お酒を飲んだり出来ちゃうしね。


反対側から。ほんとに狭い。でもほんのり木の薫りもするし、お湯はちゃんと温泉だしね。

一方、館内の大浴場(これもやや小さめ)は強羅温泉と大涌谷温泉が両方楽しめるもので、夜と朝に入ったけれど他に誰もおらず貸し切り状態。これもタイミングはラッキーでした♬


そしてお楽しみの夕食。豪華な素材があるわけではないし、品数も少な目だけど、いたずらに華美に走ればいいってものじゃないからね。ひとつひとつ、美味しくいただきましたよ。


このお肉は本当に美味しかった。シャリアピンソースとわさび、いずれも相性は抜群!


今回はスマホの充電で面倒なことにならぬようにと、数種類のライトニングケーブルと二種のモバイルバッテリー、応急処置用のガムテープを持参して対策充分。なかでも極めつけというのがこれ。


すぬとこすぬ!!(笑)

くだらぬことと笑わば笑え。いやでもしかし、これはかなり本気。旅行の度に、すぬも連れて行くねーと声をかけ続けながら、でも、まあ現実的じゃないよねえと考え直して毎回断念してきたことがすぬの怒りを買ったのではないかという妄想、いやもはや何か怨念のようなものが作用したのではないかとさえ思ってしまったので(宿のサービスにもガッカリな上に台風にブチ当たって散々だったし)、ここは神頼みならぬすぬ頼み。怒りを鎮め我らを守りたまえー清めたまえー。ホラ、人形って、情とか念のようなものが宿るって言うじゃない?


やっと約束を果たしてもらってご機嫌な?すぬ。頼むから良い旅を過ごさせてくれよなっ。

前回の旅行記では書かなかったけど、部屋付き露天に繰り返し入りながら、朝方のテレ東でザイグルのCMを延々見続けていた自分の侘しさったらなかったんだから、まったく(笑)


我が家の子ども代わりですからね。周囲から何と言われようと、可愛い子たちなのです💕


今回、雨で濡れたコートから染み出したのか、ホワイトジーンズに黒いシミが・・・これは何とかせねばと思ったところに、施設内にコインランドリーを発見!完全には落ちなかったけれど、翌日のお出かけでは気にならない程度に戻せました。これは本当に助かったなあ。


夜はしっかりと睡眠をとって、早めに起床したら朝風呂。今日は快晴!!気分がいい!!


朝食はコロナ対策なのかボックスタイプ。これを各自部屋に持ち帰って食べることも出来る(ダイニングでいただきましたが)。もう少し洒落た雰囲気を期待していたので、ちょっと拍子抜け。とは言えサーブは丁寧だったし、気分良くいただけたのでよしとするか。


すぬと歯磨きタイム


箱根登山ケーブルカーの中強羅駅にて。燃えるような紅葉、葉のグラデーションが美しい。


運行再開したロープウェーで、大涌谷へ。晴天の大涌谷は今年初!!やっとです。


大涌谷から望む富士山の姿。仰げば霊峰が、告げている理想の高さなり。


総工費何と12億5000万円(!)を投入して昨年から就航した「クイーン芦ノ湖」にも乗船出来ました。JR九州の車両デザインで有名な水戸岡鋭治氏主宰のドーンデザイン研究所が手がけたもので、内装は絢爛豪華。箱根の寄木細工をモチーフにしていたり意匠が凝らされていて、決して派手という印象はなく品良く、美しいのがポイント。お金の掛け方が凄い!


元箱根港に到着。


お昼は芦ノ湖で獲れたワカサギの定食。素朴でしみじみとした美味しさ。


足を延ばして、三島のスカイウォークを歩く。ここは結構な人出で、かなりの賑わいです。

ジップラインに興味津々ながらチャレンジはまた次の機会に。案内表示板の少なさ、説明の不足、必要な場所にガイド役の係員が常駐していない事、小さな屋台のようなものを並べているばかりといった点など、膨大な観光客を迎え入れようとする施設としては結構お粗末。


富士はどこから見ても絵になる。ニッポンの誇れるシンボルといえよう。


夕闇迫る芦ノ湖。今日は本当に天候に恵まれて良かった。過去三回分を取り戻した感あり。


ロープウェーの桃源台駅を出た時の空も、


大涌谷を越えてくるともうこんな夜景に。自分たちの乗ったゴンドラが最終便でした。


ケーブルカーで強羅まで下りてきました。まだ18時でも、もう辺りは真っ暗


箱根湯本へ辿り着いて、以前から気になっていたラーメン屋へ。残念ながらハズレでした。


ありがとう箱根、これまで行ってみたかった所や晴天の日に再訪したかった場所など、今年四回目にしてかなりの部分をカバーする旅になりました。楽しかった!また行きたい!


想い出とともに。







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