2024年4月27日
久々の連休、奥さんを伴って恵比寿エコー劇場でのテアトル・エコー公演「大正パンデミック ~喜劇 猛威を振るう~」夜の部へ。国内最高峰のコメディ劇団であると言っても過言ではない大好きなエコーさんの舞台、前回来たのは何と2018年の「カレンダー・ガールズ」以来だからコロナ前のこと。すっかり足が遠のいてしまっていたのが勿体ないばかり。でも今回は敬愛する安原義人さん、雨蘭咲木子さん、落合弘治さん、田中英樹さん等々がキャスティングされていたので見逃す手は無い!と迷わずチケットを確保(※全日程昼・夜ともに完売)。途中休憩を挟んであっという間の二時間。コロナ禍によって再注目されたスペイン風邪に着想を得た脚本は予想に反してエコーらしいソフィスティケイトされた感がない。時間をかけてブラッシュアップさせたとの事だが、演じ方によっては寒い笑いに終わってしまいそうなところを超一流のコメディアン、コメディエンヌによって見事に抱腹絶倒の喜劇へと昇華させられている。安原さん(自分にとっては永遠にキャッツ・アイの俊夫なんだよなあ)のアドリブ連発の演技に周囲も触発され、自由に、伸び伸びと演じているように感じられた。自分が11年間主役を務めた「ビッグバン★セオリー」でもレギュラーでご一緒した落合さん、ゲスト出演して下さった雨蘭さんの素晴らしい演技を見るにつけ、ホームグラウンドとも言えるコメディ作品で共演出来たことを今でも誇りに思う。そう、「ビッグバン‥」は客演が豪華だったものね。エンディングの寸劇のシーンなど下手をすればただの悪ふざけ(笑)なんだけど、あそこでハジケないと意味がない。大笑いしながら、ずるいなあと思ってしまった。自分もまたコメディ作品に出たいなあと感じずにはおれない夜でありました。
チケット手配をしていただいた「リーダー」こと田中さんが演じる久保役はダブルキャストのためこの夜は残念ながら見られなかったけど、別の役でも存在感は充分。かつては優しく善良な人を演じることが多かったけれど、クセのある役を風格たっぷりに演じるようになって圧倒されるほど。才能ある人は磨かれればさらに輝く。自分もマイクの前に立ちたいね。
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