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クレジットは大事だ。

2021年6月7日


若山弦蔵さんの追悼記事で触れた、過去によく見ていた番組の中から「新・スパイ大作戦」を改めて見直してみたが、やっぱり面白いねえ。米国の作品ながらそのほとんどをオーストラリアで撮影しているそうなのだが、確かに画面からはアメリカ本土の空気がほとんど感じられず、どこか一風変わった異国情緒があった(前後編から成る最終話もオーストラリアが舞台)。FOCUSだったか、当時の写真週刊誌が主役のピーター・グレイブスが自らプロモーションの為に来日したことを伝える記事を載せており、それを読んで大いに興味を引かれた自分は(1969年のオリジナル版を見たことがなかったが)毎週日曜夜のオンエアを欠かさず見ることになった。1991年、専門学校在学中だったが、これは面白い!と思ったエピソードは録画したビデオを実習室に持ち込んでミニ上映会をやっていたほどだった(皆で口々に「これ、ハングマンだよなあ」と言い合っていたのが可笑しかった)。声優スクールに通い始めるのが翌92だったから、自分もアテレコの世界に入りたいとの思いをより一層強くした作品であったことは間違いない。大塚明夫さんと同じ事務所に入ったし、大塚芳忠さんや高島雅羅さん、小宮和枝さんとも共演することになろうとは夢にも思わなかったが。


その古い映像を探し出したのと同時に、一緒のファイルに保存していたもう一つの懐かしい作品「新・ヒッチコック劇場」。これは1955年(!)のテレビシリーズのリメイク版。1986年からテレビ東京が「ヒッチコック劇場 '86」「同 '87」「新作・ヒッチコック劇場」のタイトルで放映していて、やはり海外ドラマの放送が少なかった頃。高校時代は「俺がハマーだ!」に釘付けになりつつ、この「ヒッチコック劇場」も時々見ていたのだ。全39話、(こちらはソフト化は果たしているようだが)しっかり保存してはいるが、これがテレ東版とスーパーチャンネル版、そしてNHK BS2で放映された版が入り混じって何とか揃えられたもの。惜しむらくは日本語吹替版キャスト・スタッフのクレジットがないこと。テレ東版にだけはあるのだけど、持っているのは「美食の代償」と「殺人学入門」のたった二本だけ。音響監督はグロービジョンの壺井正さん。配役(声優)は豪華なのだから、いつか再放送される機会があるのならばクレジットロールだけは付け直してほしいなあ・・・。


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