そして2年の月日が流れ去り・・・
- Ryusaku Chijiwa
- 6月6日
- 読了時間: 3分
更新日:6月10日
2025年6月6日
朝、出勤途中の電車の中で開いたFacebook、高橋幸宏さんの誕生日を祝うコメントがタイムラインに数件上がっている。逝去(2023年1月11日)から約二年、まだ健在であると仮定しあえて書き込んでいるのか、訃報を知らぬままただ機械的にポストしているのか(そういう手合いはSNS上に残念ながら多く存在する)、複雑な気持ちになりつつも過去の幸宏さんの過去の投稿を遡ってみていた。小学6年生で「ライディーン」を聴き、中学生の頃から本格的にYMOのファンとなってから最もその背中を追いかけたのがユキヒロ氏。自分にとってのアイドルであり、ドラムヒーローでもあった。アルバム単位よりもTVやラジオでチェックしたライブ版の音源を好んで聴いていたが、ライブに足を運ぶ機会は一度も無いままだった(YMOも2007年5月にパシフィコ横浜で行われたHAS/YMO名義のチャリティライブに行ったのみ)。そんな自分がただ一度行くことが出来たのが2019年に新宿文化センターにて行われた一日限りのスペシャルライブ。この年に幸宏さんのソロツアーはなく、この単発企画のために集大成的なセットリストが組まれていた。大型台風接近のため開催が危ぶまれたが、「何があっても行こう」と妻と出掛け、自分が集中して聴いていた頃のレアな曲も演奏され念願の生のステージを心ゆくまで堪能したのであった。行ってよかった――結果的にこの日が幸宏さんの最後のソロライブになった。神様があなたのヒーローに会っておきなさい、と背中を押してくれたのだ。昨日はワールドハピネス(幸宏さんが主にキュレーターを務め、2008-19年まで開催されていたロックフェスティバル)のライブ映像と音源のパッケージが発売されたという投稿を見たばかり。発売日を誕生日に合わせたんだね、そういうことか。
今日はこの数か月通っている職場でとりわけ共通の話題が多いお姉さまが隣席。「千々和君と話していたパットメセニー、高橋幸宏さんの話題が新聞に載ってたわよ」仕事はもちろんしっかりとこなしながら、自分の好きな音楽やサブカルの話題をやり取りするというかつてないほどにレアな職場環境。昨年までは多忙な日々に追われていたこともあるけど、まだじっくりと幸宏さんを振り返らぬようにと心に深く沈めていたので、こんな風に思い出すとやっぱり胸が締め付けられてこみ上げるものがある――ああ、あれから二年が経つんだね。

大型台風の影響を考えてライブの参加を断念した観客も少なからずいた様子だったが開催を信じて新宿へ出かけたのは大正解だった。自分の投稿に幸宏さんがいいね!を付けてくれるという嬉しいサプライズもあって、これは一生の思い出となった。ありがとう――!!

その肝心の仕事はちょっとした連絡不達がありトラブル状態に。残業を拒否して飲み会へ!
状況を把握していない、かかる事態を全く予想していない。そしてスタッフに対するケアもない…これはダメだろう。自分達は駒ではない。上層部に対し初めて大きな不信感を抱く。

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