そしてまた一人。
- Ryusaku Chijiwa

- 10月28日
- 読了時間: 2分
2025年10月28日
先日アンソニー・ジャクソンの追悼記事を書いたばかりだというのに、続けざまにサックスのアーニー・ワッツの逝去が伝えられ、驚いている暇もなく今度はジャズ・ドラムの巨人、御大ジャック・ディジョネットが亡くなったとの報せが――。ああ、何という連鎖なのだ。この数年一体どれだけ訃報を耳にしたのだろう。自分もいよいよ60の声を聞く年齢になり。若い頃に夢中になったミュージシャン達は次々と鬼籍に入る。何度も書いてはいるけれど、そんな歳になったのだ。見送る側として事実を受け止めねばならなくなったというわけだ。
色々と書きたいことはあるが・・・遺された音楽が何よりもその人物を雄弁に物語るはず。
ディジョネットがキューバのゴンサロ・ルバルカバとジョン・パティトゥッチという一風変わったメンツのトリオで演奏した「イマジン」を貼っておこう。圧倒的な存在感とダイナミクス、インパクトはあるが決して粗野ではなくインテリジェンスを感じさせるドラム。誰もが決して真似することの出来ない唯一無二のドラミング。そういえばいつだったか、アッコちゃん(矢野顕子)が、いつかは一度共演したいドラマーとして名を挙げていたっけ。
寂しいニュースが続きます。
こちらはパット・メセニー、ハービー・ハンコック、デイブ・ホランドらと組んだまさにドリームバンドでの演奏。このオープニングが好きで何度も繰り返した見たものだなあ。。


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