2022年1月2日
大晦日から元旦にかけては出稼ぎに出ていたので、録画で紅白歌合戦を見る。飛ばし飛ばしだったけど、今回気になったのは音楽のミキシング。元ザ・スクエアのベーシスト田中豊雪氏が「歌とオケ(オーケストラ)のバランス悪すぎ」と呟いておられたこともあって確認の意味も含めての視聴だったけど・・・確かにひどい。ボーカルが妙に浮き立っている上に、自然なアンビエンス(響き)が全くなくのっぺりとしている。バンド経験者なので専門的に言うと、オーディエンスマイクを切ってライン録りしたサウンドボード音源のような音なのだ。視聴者に向けて聴きやくミックスしていないため、ほとんどのボーカルが下手に聴こえてしまっている。これはいくらなんでもアーティストが可哀想だ。数人だけ、リバーブ(エコー)がかかっていたり完全口パクの曲だったりするものは自然に聴こえたけど、ほとんど総崩れだったね・・・その点細川たかしなどはそんなことも全く問題にしない圧倒的な歌唱力でさすがと唸ったけれど。何故こんなことになったのかなあ、これはもはや放送事故レベルと言えるミスですよ。歌番組でこれほど酷いケースはちょっと記憶にない。残念だなあ。
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