これはいけない。

2020年11月7日


昨年冬に吉野家が限定販売した「麻辣牛鍋膳」(監修:陳建一)は何度もリピートするほど気に入っていたので、今季もぜひに!!と願っていたもののその思いもむなしく再販が告知されることはなし。と、11月4日からすき家が「麻辣牛火鍋定食」を販売開始するというではないか。昨年は「四川風牛すき鍋定食」で吉野家と競合していたのが、鬼の居ぬ間(?)にちゃっかりと麻辣で打って出てくるとは盗っ人猛々しい・・・という言い方は大袈裟だとしても、いつでも手軽に火鍋が楽しめるのは願ってもないこと。物は試しと早速持ち帰りをして試食してみた。別添えのスープにオイル、麻辣スパイスに担々ダレと盛り沢山の内容だが、果たして肝心のお味は?む・・むむ、むむむむっ、スープを一口味見したところで嫌な予感。そしてその予感は確信へと変わる。まず、これは火鍋ではない。麻辣と冠するのにも異議を唱えたいと思えるほど。味はコクがなく、直線的で単調。ちぢぃーが常々書いてきた「いたずらに花椒の味さえ効かせれば、それで麻辣だと考える食品業界の風潮」にまんまと乗っかっただけで、おおよそ食事としての「美味しさ」ひいては「楽しさ」を全くと言ってよいほど無視している。別添えの担々ダレの意味も全く理解不能。思えば十数年前、東新宿の「麻辣TAN」で衝撃を受け、赤坂の「火鍋屋」通いを現在も続け、自宅ではカルディオリジナルの火鍋の素を普段使いで愛用している自分(そして昨年は吉野家の麻辣牛鍋膳にハマった)。今まで食べてきたどのタイプの火鍋とも似ても似つかず、それらしく飾り立てているだけ。おそらく開発担当者は火鍋に対する思い入れも愛情もないとみた。これは悲しい。この内容で火鍋を名乗って欲しくない。まあ、これはあくまで個人の感想ではあるけれどね・・・残念ながら、こちらの商品のリピートはありません。火鍋をなめるなよ!!!