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お蕎麦に居させて。

執筆者の写真: Ryusaku ChijiwaRyusaku Chijiwa

2020年5月14日(木)


今の家に移り住んできたのは5年前のこと。小さな市で、かつては巨大な自動車工場が操業しており周辺には小さな工場が点在する一大工業地帯。しかしそれも今は大きく衰退しており、町は閑散として往時の隆盛ぶりは見る影もない。その中にぽつんと一軒、活気のあった頃の工場町の名残りとも言おうか、早朝営業の立ち食い蕎麦屋がある。街道沿いに、目立つことなくひっそり佇む店。昼過ぎ(正確には15時)までの営業なので、いつもシャッターが閉まっている印象しかなく、大いに興味はあれどこの5年間で一度も訪れることはなかったのだ。人通りが普段にもまして少ないこの時節、いい機会だと思って朝5時に初訪問。何の変哲もない、ごく普通の立ち食い蕎麦。手際の良いおばちゃんのサービス。懐かしい昭和の頃を思い出す人情に触れるようで、何だかほっこりした気持ちになった。いつまでこの地で営業を続けるのだろうか?お客に愛され続ける限り、これからも元気で頑張って欲しいね。


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