2020年7月30日
午前9時、不意にスマートフォンのブザー音が鳴る。ギュツ、ギュッ、ギュッ、と言うような、あの音だ。よほどの規模の地震でなければ滅多に鳴らないし、東日本大震災での記憶はいまだ鮮明だ。鳴った瞬間は状況が把握できないから、どうしても身体が硬直してしまう。息を殺して身構え、揺れが来るのを待つような格好になる。10秒、20秒・・・何も起こらない。ん?おかしいな、と、テレビを付けてスマホで地震速報がないか検索する。どうやら何も起きていない様子。結局、のちに誤報であったことが報じられたけど、あのブザー音は心臓に良くないよね。ちなみにテレビで流れる不協和音のチャイム音はNHKが独自に開発をしたもので、気象庁がそれを使用することを勧告しているため各民放はそれに準拠しているのだそうだけど、あれも不安を煽られるようでとても怖い。人によってはあの大震災の記憶がフラッシュバックしてしまうのではなかろうか。注意喚起としてはこれ以上なく効果的なものなのだろうけどね。あまり頻繁に誤報があったりすると、その効果も半減するよねえ。

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