あの頃の記憶。

最終更新: 2019年8月21日

2019年8月18日


3年ほど前、昔を懐かしんで何度か足を運んでいたとんかつ屋さんを再訪問。小学3年生から29歳頃まで住んでいた、横浜・青葉台の住宅街(桜台)にある老舗である。久々の食事は「六番盛り定食」。昔はなかったメニューだけど、お目当ては巨大な海老。これがとにかく好きなんだね。創業35年というから、自分が高校に進学する前にオープンしているのだけど、家族で実際に足を運ぶことはなく、母がよく出前を取ってくれたのだ。自分の高校時代と言えば、バンド活動にうつつを抜かしていた上に、ちょっとした反抗期。授業が終わるとそのままスタジオ練習へ行ったあと、メンバーの家でダラダラお喋り。0時近くにようやく帰宅をすると、母はすでに就寝し、重箱に入ったとんかつ定食がテーブルに置いてある(父が出張などの時に取ってくれたのだ)。携帯電話などなかった時代、それでも帰りが遅くなるよと一本連絡を入れれば良かったのだと思うと、普段は生意気な態度をとっていても、母に対してとても申し訳なく思ったものだった。だから、このお弁当を母と一緒に食べた記憶がほとんどないのだ。兄と姉とは喧嘩ばかりしていたけど、家族が一つ屋根の下にいたあの頃、大好きだった桜台の家(もとは将棋の森内俊之九段の家族が住んでいた建物)、そして何より元気だった母、何もかもが懐かしく、愛おしく切ない記憶。とんかつ定食を食べて、ちょっとおセンチな気分になるという、ノスタルジー親父の自分探しのお話でした(笑)